スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | - | - | pookmark |
屍鬼 第12話「第悼と腐汰話」
第12話「第悼と腐汰話」


本編以前に、正雄のCMに吹いた…正雄役の声優さんがノリノリでやっててホント楽しそうだよなぁ(笑)

休止期間が明けて久々の屍鬼でしたが、やっぱり回を重ねるごとに面白い。


■事態は既に取り返しのつかない状況へと悪化…。

外場村役場では、保険係の石田は失踪したまま行方知れず、他の職員の退職&転居も相次ぎ、所長も欠勤中、昼間に仕事に出てきているのは、もはや田中姉弟の父親のみ。

欠員を埋めるべく雇った臨時雇用の人たちは、夜中にしか出てこない…って…もはや異常事態どころの騒ぎじゃないんですけど(汗)

田中さんも異常事態と分かっていながら、騒いだり外部に助けを求めないのは…事なかれ主義とか…村の事は村の中で処理する、外部の助けは借りないというこの村の昔からの気質なんかも影響してるのかもですが^^;

それと、昭の学校での様子なんかを見ても、やっぱり致命的だったのが先回の出来事…郁美さんが証拠も見せずに騒ぎ立てて、公衆の面前で郁美の言ってた事は全部ウソ!起き上がりの存在なんて全く信憑性がないと決めつけられてしまう結果になった為に…少しでも今の事態を『起き上がり』の存在と繋げて話そうものなら、普通よりももっと笑いものになってしまうというマイナスの連鎖が…。

そういってる間に…裏では、既に一体どれほどの死者が出て、どれほどの起き上がりが村に入り込んでるのか掴めない事態になってるのにね…。


■立ちはだかる大人としての常識や保身の壁

夏野の父親のあの対応……まぁ正確な事情を知らずにあの量の破魔矢やお札ではギョッとするだろうし、いつか来たトンデモない子供の一件も、今回の対応に影響してるという酌量すべき事情があるのは分かるんだけど…取り返しのつかない事ばかりしてしまってますよね。

夏野父はなんていうか…色んなものを失ってしまってる…そんなタイプの大人の代表なのかもしれない…とも、思ったり。

あの人も間違いなく現状への漠然とした不安は感じてるんだよね…伝染病かもしれない…いや、もしかしたらもっと異常な…常識では測りきれない事態なのかもしれないという、もやもやとした感覚、不安…。

でも、理解できない事が起こって、本当は怯えて不安を感じてる自分がいる事実…それが余計に我慢がならず、認めたくなくて益々過剰に苛立ってるところもある感じ…。

その上、前回の郁美の恥ずかしい間違い(実際は正しいのだけど)を見て、この村の人々への、迷信深い連中だという嫌悪感に似た感覚や、見下す感覚も働いて、自分がそんな愚かな連中、ましてや子供たちの幼稚な考え方に同調するような人間に見られたくないという気持ちも働いてしまってる感じだしね…。

なんていうか、無駄な自尊心とか、本当の意味ではない無駄な賢さが邪魔して…行動できない大人というか…。

でも…夏野への対応の間違いだけでなく、母親(梓)の方の異変にも全く気づけてないし、いずれ取り返しのつかない後悔の念にさいなまれる瞬間がきそうで、その反動が怖いよ…。



■屍鬼側も、人間側も苦悩し…すれ違い…。

ここしばらく強調され続けてきている、それぞれの側の、それぞれの苦悩が今回も痛々しい…。

まずは「汚ねえよ!!もっと吸血鬼らしくしろよ。そんな…生きている頃のまんまでさ!」という、叫びが、夏野の苦しみのすべてを凝縮してる感じだよねぇ…。

死という事態で親しいものを失う哀しみも、勿論言葉に表しきれないけれど…死が嘘であって欲しいと願ったその相手が、生前そのままに、でもどう足掻いても相容れなくなった存在として目の前に立っている哀しさは…きっとそれ以上に耐えがたい。。。

しかも、徹が躊躇ってる様子なんかを見て、夏野としては多分そこに一縷の希望を置いて、共存は出来ないのか?と、問いかけたり、二人で村を出ようと誘ってるのに…現実はそれを打ち消して、今のところ希望の欠片も残さない感じだし…。


一方の徹は、罪にはすぐに慣れるといっていたけど…今現在の葛藤や苦しみは相当なものだよね…それに、あの耐えがたい空腹感って、人間の飢餓状態も勿論悲惨だけど…色んなものを食して生きる人間と違い、人の血だけが唯一の生きる術の、起き上がりのそれは、人間のそれ以上に強いんだろうな…と、思ったり。

それにね、慣れてきたその後は苦しまなくなるのかというと…そうじゃないよね、きっと。

確かに、当初の躊躇い、怖れ、人を襲う罪の苦しみ自体は、血を吸う以外生きていく術がない存在としては、否が応にも慣れていくんだと思う…でも、沙子の様子を見る限り…もっとずっと長く続く別の苦しみがありそう。。。

そうでなければ、自分たちの事を『神に見捨てられた存在』などとは、決して言いはしないだろうし…。

だから、今回の『屍鬼とは人を狩る者、人と敵対する者…仕方ないよね、人を襲わなければ死んでしまうんだもの…物凄くお腹がすくのよ…それはとてもとても空虚な空腹だわ。誰も耐えられない。人殺しなんて、どうでもいいと思える程に…』という言葉は、表面上『仕方ない』とか「どうでもいい」という言葉を使いつつ淡々と喋ってるけど、抗えない定めに何度も絶望し、何度も耐えがたい後悔をし、疲れ、それでもなお、疼きがとれない…そんな哀しさをも感じてしまった。。。


■向けられた悪意

「かおり君は最近、結城夏野君と仲良しのようでねぇ…秘密を分かち合って手に手をとって我々に対抗している」

いや、まぁその通りといえなくもないけど…辰巳の言い方がいやらしいよ(苦笑)

嫉妬って…凄く醜い感情ではあると思うし、嫉妬の対象にされるとこんなに厄介な感情はないよって思うものの一つだけどさ…恵の気持ちを考えると、うん…今回即答したのも分からなくもないというか…いや、まぁ夏野は恵の物でも何でもない訳で、間違ってはいるんだけど(汗)

都会に憧れ、村を出て行きたくて仕方なかったのに、閉鎖した村に押し込められ、自由のようで一層自由でなくなり、夏野とは前よりも絶望的な関係で…それなのに、人のままでいるかおりが…自分の夏野への気持ちを知っている筈のかおりが…夏野に接近していると聞かされれば…ねぇ…キツイのはキツイよなぁ。

だけど、こうなると益々『俺たちは逃げない』と、言い切った田中姉弟の二人に夏野が呟いた「後悔するぞ」という言葉が重くのしかかるような気が…。


さて、色んな立場のこの後の展開が気になるし、面白いんだが…いつものノイタミナ…またも来週は休みなの…?!


11話の感想はここ











(キャスト)
結城 夏野:内山 昂輝
尾崎 敏夫:大川 透
室井 静信:興津 和幸
清水 恵:戸松 遥
桐敷沙子:悠木 碧
辰巳:高木 渉
桐敷千鶴:折笠愛
桐敷正志郎:GACKT
村迫正雄:高橋伸也
田中かおり:長嶋はるか
田中昭: 川上慶子
国広律子:ささきのぞみ
武藤徹:岡本信彦
結城:遠藤大輔
小出梓:石川綾乃
汐見雪:葉山いくみ
武藤:内匠靖明
武藤葵:斉藤佑圭
武藤保:内匠靖明
矢野加奈美:野浜たまこ
矢野妙:片貝薫
大川富雄:石井康嗣
大川篤:松田健一郎
村迫宗秀:塚田正昭
村迫宗貴:増田隆之
村迫智寿子:寺門真希
村迫博巳:鈴木美咲
伊藤郁美:ならはしみき
松尾静:飯野茉優

TB
http://hienkyaku.blog50.fc2.com/tb.php/1469-650899f8



| 10夏秋・屍鬼 | comments(0) | trackbacks(23) | pookmark |
屍鬼 第11話「第悼と悲屠話」
第11話「第悼と悲屠話」


郁美さんの語る事はほぼ真実で、村の人々が漠然と感じてる不安を突いてもいるんだけど、ただでさえ信じ難い話なのに、やり方があからさまに宗教的で、根拠が見えず、独善的なものだから…結果として、最悪の形に。。。


■無視された警告
祈祷師の郁美は村に広がる死の原因が『起き上がり』で、元凶は兼正にあると声高に訴えてまわるけど、殆どの人が本気で取り合わない。

公式の静信述懐で静信が言ってる通りなんだよね『憶測と先入観だけを根拠にする糾弾はかえって人の耳を塞いでしまう。声高に叫べば叫ぶほど、人はその言葉に対して否定的になってしまう』

それに、聞く側の郁美さんへの先入観も邪魔してるよね…日頃から怪しげなことばかり口にしてる人だから、その手の話を毛嫌いする人じゃなくても、信奉者以外は郁美さんの存在自体が眉唾ものというか…信用できないものだろうし。

けれど、そんな人の語る言葉でも真実な場合もある訳で…先入観だけでただただ否定したり、耳を塞いでしまうのも、危険なんだけど…難しいよなぁ(苦笑

尾崎先生が、今の段階でみんなに喋らないのも、本当なら内容があまりに眉唾もので、証拠を提示されたり、自分の目で見ない限り信じられない内容だから下手すると、この先尾崎医院の言う事を誰も信じなくなる可能性を怖れてる訳だし…。

■真実に気付いた者は
誰も何もしない。信じない。自分が村を救うしかない!と…郁美は、桐敷の屋敷へと乗り込んで行くんだけど…出てきたのは辰巳と、桐敷正志郎。

厄介だよねぇ〜。正志郎の正体がどんなものなのかまだ一切明らかになっていないけれど、二人とも昼間に外に出てきても平気。護符の類もまったく意味をなさない。

かなり、この辺の詳細を省いているので、分かり辛かったかもだけど、昼間に出歩けるのは辰巳だけと思ってた尾崎先生も内心は衝撃を受けてた訳で…。

そもそもこの時、尾崎先生は…郁美を利用する事で、もしかすると…桐敷の者が『起き上がり』だ、少なくとも尋常じゃないと村人に気付かせる事ができるかも…と、淡い期待を抱いて郁美さんを挑発し煽るような言動をとったんだよね…でも正志郎には脈もあり間違いなく「生きている」という事をみんなの前で逆に証明して見せる結果になってしまうという裏目に。。。

これで、郁美を馬鹿にしながらも漠然と不安を抱き、心のどこかで郁美の言葉を信じそうになっていた人までも、郁美の言ってた事は全部ウソ!起き上がりの存在自体、そして桐敷家への漠然とした不安自体信憑性がないと、決めてしまうような結果になってしまいました。

そして…深夜…郁美の元に駆けつけてきた助けを求める声!!勢い込んでついていった郁美さんだけど…明らかに怪しい気配が…。今回は郁美の騒ぎたてる様が桐敷の者たちにとって結果として吉とでたけど、真実を射ぬいていた郁美さんをそのままにして置く筈もないですしね。。。


■ジレンマ
さて、敏夫は節子さんが起き上がったら村のみんなの前に動かぬ証拠として突き出す・・・そして、ありとあらゆる実験をして、弱点は何か、どうやったら死ぬのか調べ上げると言い切りながら墓を暴いてましたが…。

うん。放っておけば村は全滅する。起き上がりを裁く法などない。屍鬼が死ぬ事は酷くて、人が死ぬ事は酷くないのか。というのは…確かに、正論の部分もあるんだけど…実験について語る時の目といい、一人も生かしておくつもりのない発言といい、過激さも目立ち始めていますよね(汗

特に、EDの予告の部分なんて見るとね…すでに泣けるよもぅ。(見せすぎな点も…)

一方の静信の方は、起き上がった人たちも生きていた時となんら変わらなかったじゃないか…殺人者だからと言って、僕らが手を下しても良いものなのかと言って…敏夫の元を去っていってしまう。

この人の言ってる事は、敏夫からすれば綺麗事にしか聞こえないし、実際そんな事を言うばかりで、じゃどうすれば良いのかという答えを提示しない静信は…鬱陶しいかもしれない。。。

だけどね…この二人の言動は考えさせられる場面、問題ではあるよね…。

屍鬼は人を狩るという時点で、それはある視点からすると悪で人の敵。だけど反対に敵だからといって人間が屍鬼を狩るのは、それは防衛行為だから悪ではないのか?そもそも、本当に屍鬼が人を狩るのは、悪なのか罪なのか?

人間にとって正義だから、屍鬼を殺すのが聖戦だと言うなら…それじゃ、どこぞの宗教がよく唱える考え方、世界で起きてきた戦争と同じではないのか?と言うような…。

かといって、屍鬼の犠牲者として死んでいく者たちには罪はない。死んで、屍鬼になってしまう者たちにも…罪はない。。。


ジレンマだよね…だけど、逃げることのできない問いで…そして、その結果はすぐに身に降りかかってくる…一体どうなる事やら。


先週あたりから、感想ブログでも見受けられ始めてきた感想でもあるのだけど…この辺りから、人間か屍鬼かどちら側に感情移入しながら見るか…本格的に分かれてきそう。。。



■ロマンチスト?!
よく耳にする言葉だけど、沙子が静信を襲うのを止めて…静信を評して口にしたこの言葉が気になって、あらためて辞書を検索してみました。すると『現実を離れた、甘美な空想などを好む人。夢想家。空想家。ロマン主義者』となってました。

ふむ。確かに静信は、空想家でもあるよね…そして、ロマン主義者。

この、ロマン主義ってのは18 世紀末から 19 世紀前半にかけてヨーロッパで起きた文学とか芸術、思想上の自由解放を唱える思潮だったみたいで、その展開の中で、それまで社会体制や教義などで抑圧されたり、軽視されてきてた神秘主義とか恋愛、自殺への志向や憂鬱、苦悩、自我への執着なんかを特徴とする作品が多数生まれたとか…。

ふむ…確かに、こういう事を踏まえて静信と沙子の場面を見ると・・・。

「弟を殺してしまって、街を追放され荒野をさまよう兄を、死んだ弟が追ってくる話」を書いたり、沙子に向かって背を向けて「君はアベルなのかい?僕は君が屍鬼だと思う」という表現で語りかける静信の内面や、それに対して「室井さんはロマンチストね」という言葉を口にして、襲うのを思いとどまる沙子の気持ちについて…より、ナルホド…と思うところがあるかも。。。


さて、今回襲う素振りを見せつつも、襲わなかった沙子。そもそも、ここまで無事でいる静信…奇妙なこの二人の関係がどんな進展を見せていくのか気になりますね。


そして勿論、夏野があの後どうなっていくのか…とか、今回、憑かれたかのようになっていると律子が不安を口にした敏夫の行動も、気になる訳ですが…。


次回放送まで3週間の休止期間ってのは、かなり辛いわ。。。


10話の感想はここ










(キャスト)
結城 夏野:内山 昂輝
尾崎 敏夫:大川 透
室井 静信:興津 和幸
清水 恵:戸松 遥
桐敷沙子:悠木 碧
辰巳:高木 渉
桐敷千鶴:折笠愛
桐敷正志郎:GACKT
村迫正雄:高橋伸也
田中かおり:長嶋はるか
田中昭: 川上慶子
国広律子:ささきのぞみ
武藤徹:岡本信彦
結城:遠藤大輔
小出梓:石川綾乃
汐見雪:葉山いくみ
武藤:内匠靖明
武藤葵:斉藤佑圭
武藤保:内匠靖明
矢野加奈美:野浜たまこ
矢野妙:片貝薫
大川富雄:石井康嗣
大川篤:松田健一郎
村迫宗秀:塚田正昭
村迫宗貴:増田隆之
村迫智寿子:寺門真希
村迫博巳:鈴木美咲
伊藤郁美:ならはしみき
松尾静:飯野茉優

| 10夏秋・屍鬼 | comments(0) | trackbacks(26) | pookmark |
屍鬼 第10話『第悼話』
第10話『第悼話』


今週は恵、徹、そして夏野の心情描写が見どころかな。

ところで、小説だと夏野は決して主人公というわけではないので、そろそろ話に聞いてた小説と漫画版との大きな違いが出始めてくるのかな。今週の襲撃自体も色々違ってましたし…。


■起き上がりを期待する奈緒
夏野たちについて書く前に、奈緒さんから。

先週、奈緒さんの家族は仲の良かった家族なんだけど、でも「だからこそ」襲ってる奈緒さん…それは、見てて複雑で哀しいね…みたいな事を書いたんですけど、今週も奈緒さんに目がいってしまったよ。

やけに、アニメだと無邪気ですよね…。

うん…妙に明るくて、辰巳が節子さんの死体を見降ろしながら「仲間になる事を期待しよう」と言った時も、手を叩きながら「うんうん」と、はしゃいだり。

でも、あぁいう様子を見ながら、勝手な脳内補足かもしれないけれど…奈緒さんは、きっと起き上がって脳内が変容したというよりは…少し壊れちゃってるんだろうなぁ…と、思ってまた哀しくなりました。

だってねぇ…これ『起き上がった』人たち全般に言える事だけど、自分で望んだ訳でもなく、死んで起き上がったら人間ではなくなっていた訳ですよ…。そして、事情が分かり始めると、村は「死」によって包囲されている。相当な葛藤や苦悩の中、自分なりに色んな言い訳をして襲い始めた部分もあると思うんですよね。

ところが…自分の手で殺してしまった息子は起き上がらない。旦那も起き上がらない…期待して待つものの…大切な人たちの、その肉体は腐っていく…仲が良かったからこそ、きっと壊れるよ…。

節子さんこそは何とか起き上がって欲しいと期待してる事に違いはないだろうけど…もう、どこか壊れて歪んで、そうする事で何とか自分の中の何かを保って…起き上がりとして生き続けてる…その状態でのあの無邪気さかも…と、考えると…いたたまれないほど哀しい気がします。。。


■徹底抗戦しようとする夏野だけど…。
両親が「招いてしまった」事実を知った上で、すぐには襲撃されずに、待ちつつづける二日間の恐怖とストレスは半端ないよね、きっと(苦笑)

それでも、その間に震えて待ってるのではなく、「戦ってやる」と決意を固めて、効果があるかどうかは分からないけど自分で手製の十字架を組んだり、お札の類を部屋中に貼ったり、すぐさま、かおりと昭に「招かないように」忠告の電話をかけたりと、ホントに夏野の冷静さとか、実行力とか、精神力には感心するよ。

まぁ…自分たちの価値観にこだわりを持っていて、それを子供にも押しつけてくる親に色々邪魔されてしまってますけど(汗)

でもこんな夏野だからこそ、あとで辰巳が言っていたように「狩人」になりうるとみなされて、一刻も早く排除すべき対象になってしまったんだけどね…。かといって…震えて待ってれば安全が保障されるのかと言えばそうじゃない訳で…難しいところですね。。。

しかも、辰巳の襲撃の人選がエグイというか…つぼを心得ているというか…夏野にとっては唯一、「絶対にあってはならなかった」徹だからね(苦笑)

徹底抗戦、闘う。そう決意していた夏野だけど…「死なないで欲しい。出来るなら生き返って欲しい」と願わずにはいられなかった者に対して…凶器を振りかざして再度殺せるのかどうか…って問われるとね。

実際、徹と分かった瞬間に持っていたモンキーレンチを落としてしまった夏野。。。

でも、こんな風に躊躇って、哀しみや、やるせなさが…虚脱感や絶望的な気分に変化したら、もぅその時点で…夏野も「狩れなくなる」訳で……。

『なんで、あんなに氷みたいな手になってんだ!!』という夏野の言葉も、色んな意味で重みがあって…印象的な言葉でした。。。

さて、一度の襲撃で一人のみの吸血ならすぐに絶命する事はない訳ですが…あの後どうなるのか。他の人たちのように、次の晩の徹の訪問を待つことになるのかどうか…アニメ版夏野に注目して待ちたいです…。


■恵&徹
恵はどこまでいっても恵?!(苦笑)

いや、なんかね…恵にも同情してあげたい気持ちもない訳ではないんだよ…アバンの「尾崎襲撃なんてど〜でもいい!結城くん!」と言いながら必死に走る様子とか…怖い辰巳に逆らってでも!!って部分を見てると…うん。

でも、恵の場合…どこまでいっても独りよがりな愛なんですよね。。。

「誰かに殺されるのが避けられない定めなら、せめて自分の手で」ってのも……それって、少なくとも、相手との関係が確立されてる場合限定じゃない?!て、気がするし(汗)

まぁ、恵の『起き上がらずに死んじゃったとしても、私が手を下したんなら(納得できる)』ってのは、人間のエゴがむき出しで、ある意味自然な反応でもあるかもだけど^^;

でも、夏野にしてみれば、恵はウザい相手、気持ち悪い相手、しかも徹を殺したかもしれない相手…になってる訳で…そんな相手に殺される事を望む筈もないですもんね(苦笑)

どこまでも、一途に愛し夏野にこだわるならせめて…辰巳に殺されること覚悟で、夏野を助けようとしてくれれば…それも、また自己満足に過ぎなくなる可能性もあるけど、美しく散れたかもだけど…と、思ったり(汗)

一方の徹はねぇ…こちらも、人間らしさ、自然な葛藤が剥き出しに描写されてますよね。

夏野を襲わないと、保や葵たちが襲われると脅されて、どうしようもなく苦悩しながらも事に臨もうとしている徹

『自分が襲わなくても、夏野の場合誰かが襲うから。それなら自分が!』と言ってましたけど、あれは哀しいかな、どう言いつくろっても言い訳でもあるよね…そうやって自分の中で、何とか納得させようとしているというか…。

ラストでは結局、辰巳と恵に挟まれた夏野を見て、思わず襲った徹…その後の後悔とか、精神状態がどうなるのか…次回以降が気になります。


さてさて、そんな一連の流れを全て読んで、あぁなるように仕向けた感じのドSな辰巳さん…。

サングラスは止めて欲しいけど、存在感あるよね。桐敷家の誰かの指示には絶対に従い、その敵となりうる相手には容赦しない態度を見せつつも、あえて仲の良かった者に襲わせたりして楽しんでいるような様子も見せる残酷さ…。

本質的にどういう意図で動いているのか、今のところはっきりしたところは見えていないですが。やっぱり、この人からも目が離せないです。


次回の展開も楽しみです!



9話の感想はここ
 

11話の感想はここ










(キャスト)
結城 夏野:内山 昂輝
尾崎 敏夫:大川 透
室井 静信:興津 和幸
清水 恵:戸松 遥
桐敷沙子:悠木 碧
辰巳:高木 渉
桐敷千鶴:折笠愛
桐敷正志郎:GACKT
村迫正雄:高橋伸也
田中かおり:長嶋はるか
田中昭: 川上慶子
国広律子:ささきのぞみ
武藤徹:岡本信彦
結城:遠藤大輔
小出梓:石川綾乃
汐見雪:葉山いくみ
武藤:内匠靖明
武藤葵:斉藤佑圭
武藤保:内匠靖明
矢野加奈美:野浜たまこ
矢野妙:片貝薫
大川富雄:石井康嗣
大川篤:松田健一郎
村迫宗秀:塚田正昭
村迫宗貴:増田隆之
村迫智寿子:寺門真希
村迫博巳:鈴木美咲
伊藤郁美:ならはしみき
松尾静:飯野茉優

| 10夏秋・屍鬼 | comments(0) | trackbacks(30) | pookmark |
屍鬼 第9話『第柩話』
第9話『第柩話』


今回はひとまず夏野に迫った危機は置いておいて、敏夫と静信の回。安森節子さんを入院させての夜の病院での最初の攻防は・・・。


■アベルとカイン
以前にも書いたけれど、静信の書く小説『屍鬼』は聖書のカインとアベルの話をモチーフにした、心情描写や問いかけが続く小説。

慈愛に富んだ人格者で、関わる全ての人を笑顔にし、神から愛され祝福されていた弟。一方の兄は清浄ではなく、異端者で、神から見放された者。

そして、兄は弟を手にかける。そして・・・。

聖書の方の、この話の解釈は宗派や宗教によっても多少違ってたりするのですが、一体静信がなぜこの話をモチーフに小説を書いているのか、何を思っているのか…ってところが気にかかるところですねぇ。

そして、今回も敏夫と静信の違いが浮き彫りに。敏夫は躊躇なく起き上がりを捕まえたら「解剖でも何でもして…」というのに対し、静信は明らかに動揺し「血を吸うだけで他は生前となんら変わらないとしたら!!!」と、敏夫の考え方に拒否反応を示す。

敏夫にも静信とは違う意味での危うさが見受けられるものの、少なくとも誰一人「助けれない」現状に苛立ち、焦り「助けたい」「何とかしたい」と思っている敏夫……でも、静信はどういう心境なんでしょう…ね。。。


■ファンタジー的な存在…それとも。
お話の中の吸血鬼の定番、十字架やニンニク、蝙蝠といった話があてはまるのか??という話題がさかんに出てくるようになり始めてますが…同時に、ここにきてもまだ、医学的な話も織り交ぜているところも面白いと思えるんですよね。

例えば、襲われた人間が何故逆らえなくなるのか?という問題に関しても「魅了」という説明だけで終わらせるのではなくて、ある種の昆虫が実際に吸血の際に色んな作用をもたらす物質を注入したりするのと同じように、起き上がりも吸血の際に人間に作用する麻薬成分のような何らかの物質を注入してるのかも?なんて言われると「種」としてのそういう存在について、少し考えやすくなって、より怖さとか悲哀とかリアルさとかが増す気がして、入り込みやすい(笑)


吸血そのものについても干からびるまで一度に吸い切られてましたってのより、一度の襲撃だけなら十分回復する見込みもある筈なのに、回数を重ねていくうちに血液の不足に陥り、循環不全が起こり始め。本格的に細胞が酸素不足の状態になって、次第に人の持つ体内の防衛機能が逆に自らを害し始め暴走し、辿り着く先はMOF(多臓器不全)って…妙にリアルに感じたり。

(※この過程も実は小説ではもっと具体的に、何ページにもわたって医学的な説明がなされていて、読むとよりリアルな感じになってます)

ま、人間の全血液量と、致死量、そして死に至るまでの4日間を計算して1回分はマグカップ1杯分のお食事だ…と、けろっと言い切る尾崎先生の感覚自体はちょっと、ん?と思うけど(苦笑)


■病院内に漂う疲れ、不安、不審
敏夫は現時点では病院のスタッフに何も説明していない。それなのに、医療関係者でもない静信を引っ張りこんで、院内に泊まり込ませている。

当然、何故急に患者を入院させ一体どんな方針で治療をしているのか・・・スタッフにしてみれば不審に思えてくるよねぇ。

釈然としないというか…。

ここまで怖れとか、不安とかと闘いながら相当なストレスを強いられつつ過度な勤務にも耐えて頑張って治療に従事してきただけに、この不審感は結構、致命的な事態にならなければいいんだけど…と心配に…。

小説を読んでた時も、尾崎先生頼むから、看護婦さんたちのケアもしてあげてよ!!って気になった(-_-;)


まぁ、敏夫自身も増える一方の患者の対応を日中しながら、夜は不審番なんて…相当無理がたたってきてる訳で…気が回らないのも分からない訳じゃないんだけどね。

おまけに、疲労困憊しているのに、奥さんが帰ってきてストレスを増すばかり…暗澹たる気分だよね(苦笑)


もぅ髪型の事は書かないとかって、言ってたんですが………えっと、恭子さんと尾崎のお母様…そんな髪形にする感性の持ち主同士なんだから、もっと仲良くしてくだされ^^;

イヤ、似た部分もあるからきっと余計になんだろうけど…って、まぁそんな話はいいか(汗


病院内の状況の悪化も気になるけど…律子も心配ですよね。。。

10月に入り肌寒くなって、夜の寂しさも増してくる頃合い、村では死人が絶えず、心細さを感じるような夜道で…見かけた見知った顔…でも死んだ筈の人間…そんな状況に出くわした怖さは…(苦笑)

きっとまだ誰にも言わなかった事からしても…律子としては、そんな筈はないと否定したい気持ちで一杯だろうし、見間違いじゃなかったか…と思い込みたい。そんな状態なんだろうけど…その状態こそが、さらに当人にすれば怖いだろうなぁ…と思うよ。。。

それにしても、誰にいわゆる死亡フラグが立ってるのか、だれが生き残れるのか…ってくらいに、みんな危険に見えてきてますΣ( ̄ロ ̄lll)


■月光にその姿を晒した起き上がりたち
病院に入院させ監視した為に、襲撃されず快方に向かいつつあった節子さん。回復する最初の例になるかも!と、敏夫の表情も明るくなったにも拘らず…今回は、いつものように単独ではなく、集団で一気に血を吸いとられ絶命。。。

院内にも侵入できたのは…辰巳が、敏夫の奥さんである恭子と接触して「招待」も、まんまと手にしたんでしょうね。

もぅね、ホント一部の人間だけで立ち向かえる状況じゃないです…。

今現在無事な人々も、屍鬼側が何やら襲う相手を選別しており、敏夫や静信も今のところまだ「生かされてる」というだけの、感じですし。。。

しかも、今回の奈緒さんの描写を見てて気付いたと思うけど、身体能力が人よりも優れていそう。そして、恵のラストの描写からは、頬に少々の傷が入っても瞬時に血は止まり回復する。

おまけに、外部への漏えいには相当な期間をかけて対策をしてきているせいもあってか…もう内部の人間にはバレる事をそれほど怖れていないですもんね。自分の目で見ない限り「化物が出た!」「死人が起き上がった」なんて言葉がどれだけ、人から信用されないか屍鬼側は十分承知しているって事ですよね。


それにしても奈緒さんとこの家族はね仲が良かったんですよ…すごく…それなのに…容赦なく襲う奈緒さん。。。

いえ、人それぞれの考え方でもあるだろうし…奈緒さんにとっては、だからこそでもあるのかな…自分の息子である進も夫も…そして、今回も笑顔で「お義母さん」を襲う奈緒さん(-_-;)

でも、奈緒さんの死を悲しみ、夢でも戻ってきたのかと思って、嬉しさと切なさと恐怖とを感じてた節子さんを見た後だけに、なんだか複雑な気分にさせられるなぁ。。。

 
今回の話は、相当怖く出来る回だったと思うけど、期待したよりは怖さは足らないかな。けれど、見どころはたくさんだし。来週は夏野側の話…しかも、予告を見ると徹が!…次回も楽しみです。



8話の感想はここ


10話の感想はここ



(キャスト)
結城 夏野:内山 昂輝
尾崎 敏夫:大川 透
室井 静信:興津 和幸
清水 恵:戸松 遥
桐敷沙子:悠木 碧
辰巳:高木 渉
桐敷千鶴:折笠愛
桐敷正志郎:GACKT
村迫正雄:高橋伸也
田中かおり:長嶋はるか
田中昭: 川上慶子
国広律子:ささきのぞみ
武藤徹:岡本信彦
結城:遠藤大輔
小出梓:石川綾乃
汐見雪:葉山いくみ
武藤:内匠靖明
武藤葵:斉藤佑圭
武藤保:内匠靖明
矢野加奈美:野浜たまこ
矢野妙:片貝薫
大川富雄:石井康嗣
大川篤:松田健一郎
村迫宗秀:塚田正昭
村迫宗貴:増田隆之
村迫智寿子:寺門真希
村迫博巳:鈴木美咲
伊藤郁美:ならはしみき
松尾静:飯野茉優




TB
http://hienkyaku.blog50.fc2.com/tb.php/1383-2f96e7a2

| 10夏秋・屍鬼 | comments(0) | trackbacks(26) | pookmark |
屍鬼 第8話『第夜話』
第8話『第夜話』


夏野のすぐ傍に魔の手が…いやぁ凄いのが、来ましたね!!

という事で、インパクトがあったのは間違いなくラストでしたが、個人的には冒頭の沙子と静信の会話が、いつにも増して雰囲気があって、いい感じで、一番惹きこまれました。

特に沙子の微妙な声のトーンの変化が絶妙だった気がする。
『何を気にしているの。私の何が…気になるの?』の辺りとか、ゾクっとした。


■神に見放されし者
内容も、相変わらず凄く意味深でしたよね。

静信の小説には必ず繰り返し出てくるモチーフ。『絶対的な孤独』『理不尽に区別された者』『神様に見放された痛み』それを読んで、きっと作者も孤独で、神様に見放されたような人なんだと感じていた
沙子。

きっと自分の心の中にある想い、苦しみ、癒せえない傷がそのまま描かれてるような気になって、静信の小説に惹かれ、静信に興味を持ち、こうやって会って会話してみたいと思ったんでしょうね沙子は。

そして実際に会ってみて、角はなかったし、神様に見放されているような状態、立場の人には見えないにも拘らず、やはり静信に対して「それに近い」何かを感じている様子の沙子…。

うん。沙子自身がどんな想いで、静信との会話をしにやってくるのか・・・その胸の内を推し量ると…全てはまだ語れないけれど、いろんな想いが込みあがってくるなぁ。

そして、桐敷の家に住んでいる一人として、家族も仲間もいるように見える沙子が、なぜそんなにも孤独だと感じているのか…も、今後の見所かな。

一方の静信もまた『僕の目には沙子…君が酷く孤独に見える。夜の世界に理不尽に区別された者のように見える』と言い、明らかに沙子の正体に疑念を持ち始めているようですが、それを誰かに話しそうには見えないし、心の奥底で一体何を思ってるんでしょうね、この方は…。

先週も、静信の背景を考えると意外なほどの驚き方で、信じられない…認めたくない…という態度を示しましたし。

アニメではがっつりこの人の小説を書くシーンが削られている影響もあって、静信の心の内に眠る闇や傷がなんなのかは、今の段階では沙子以上に想像し難い気がするのですが、今後どう描かれるのか・・・。


■墓から起き上がる死体。
恵の墓は空っぽで、別の起き上がりに襲われることになった3人組!

尾崎や夏野はまだ、ようやく起き上がりの存在を確信し始めた段階で…それが本当のところ何なのか全貌を掴めている訳じゃないってのが肝だよね。

どうすれば倒せるのか、どの程度の能力があるのか…全く分からない。吸血鬼とかゾンビに関するお話の中でのイメージは持っていても、現実に墓から起き上がって死を媒介していく得体のしれない化物にそれが当てはまるのか保証はない。相手の人数も把握できていない。


そんな状況で夜を迎えないといけない恐怖たるや、その立場にたたされたらと、想像したら相当だよね(苦笑)

(今回起き上がりがお守りに反応してましたけど、そういえば1話で道祖神が壊されていたといった伏線らしきものも描かれてましたよね…。小説なんかでは他にもこの村に伝わる祭りとかも冒頭から出てくるのですが)

それから、今回の夏野の様子を見ても分かるように、現時点での人間側にはもう一つの大きな問題がありそう。

それは起き上がりが、外見は自分たちとなんら変わらない『人の形をしている』という事…今回は、知り合いではなかったようだし、会話もしなかった訳ですけど…それでも、動く肉体を普通なら殺しかねない勢いで殴りつけた事で夏野の心に走った衝撃。自然と湧く罪の意識。

起き上がりを倒す、殺す。人を殺すのとどんな違いがあると言うのか、そういう葛藤は当然湧き上がる筈で、これは、明らかに人間側としては、大きな壁になりえるものかも。

でも、そうしている間にも夜は来て、また誰かが死に『鬼』は増えていく。。。
何とかしないといけないのは間違いない、そうでなければ、いずれ自分の家族、自分の番がやってきて、村もやられる…そういう焦燥感もあるだろうし。

なんにしても本当にキツイ戦いの始まりという感じ。


■招かれざる客
でもそんな夏野の家には既に魔の手が・・・。

松尾静。いやぁ〜強烈な印象の子供の登場です!!

※凄いインパクトだったので小説ではどんな子だったかなぁとめくってみたのでちょっと書いてみると「荒んだ風情、子供らしからぬ暗い表情、嫌悪感を感じた」等の描写はあるものの、外見は「明りの下で見てみても、別にどうという事もない、村にはいくらでもいそうな子」とあったので、腹話術とかあの動きとかは漫画版のオリジナルなんですね。

個人的には、沙子と静信のシーンに近いもう少し抑えた雰囲気で通した方が怖い気もするのですが…でも、最後のあの子の笑みは十分、不気味でしたね^^;

そして・・・きっと、誰もが「入れちゃダメ―」と思うシーンだったのだけど…押し切られる形で、招いてしまいました。

しかもご丁寧に『あとでお兄ちゃんも来るが、良いな』というおまけ付き…いやぁな言質をとられてしまったよねぇ。。。
 

しかも…EDに挿入されてた、予告がなんか普通に怖かった気が(驚)

小説と全く同じではないとはいえ基本的に展開を知っているにもかかわらず、いつの間にか毎回、次週が楽しみで仕方なくなってきました。次回も待ち遠しいです!


9話の感想はここ


7話の感想はここ
 


(キャスト)
結城 夏野:内山 昂輝
尾崎 敏夫:大川 透
室井 静信:興津 和幸
清水 恵:戸松 遥
桐敷沙子:悠木 碧
辰巳:高木 渉
桐敷千鶴:折笠愛
桐敷正志郎:GACKT
村迫正雄:高橋伸也
田中かおり:長嶋はるか
田中昭: 川上慶子
国広律子:ささきのぞみ
武藤徹:岡本信彦
結城:遠藤大輔
小出梓:石川綾乃
汐見雪:葉山いくみ
武藤:内匠靖明
武藤葵:斉藤佑圭
武藤保:内匠靖明
矢野加奈美:野浜たまこ
矢野妙:片貝薫
大川富雄:石井康嗣
大川篤:松田健一郎
村迫宗秀:塚田正昭
村迫宗貴:増田隆之
村迫智寿子:寺門真希
村迫博巳:鈴木美咲
伊藤郁美:ならはしみき




TB
http://trackback.blogsys.jp/livedoor/kansaianime/51605610

| 10夏秋・屍鬼 | comments(0) | trackbacks(26) | pookmark |
屍鬼 第7話『第弑魑話』
第7話『第弑魑話』


正雄の起き上がる時期が原作より早いんだけど、今週見ててあれだけのキャラは早く起き上がらせないとな!と素直に思えたw


それにしても、起き上がりに対抗しようと動き出した人間たちも、言葉だけまっとうな事を並べたててみんなで「オォォー」って感じじゃなくて、不安、躊躇い、憎しみ、怒り、自分の中での闘い等々、それぞれの異なる内面、個別の意志や感情もちゃんと描かれていてその辺もやっぱり面白いと思えるわ。起き上がり側の感情も描かれはじめてるしね。


■非常識な存在を認めれば…。

腹をくくった尾崎先生

『非常識な存在を認めれば、自分たちも常識の枠内では行動できなくなる』そういう自覚はきっとあると思うのだけど、その一歩を踏み出し敵に対抗しようとし始めた尾崎先生。

『非常識な存在を認めれば、全て説明がつく』と感じた瞬間に、こんなふうに即座に腹をくくれるところが個人的には好きだわ!

多少『俺が!俺が!』という意識は強すぎるんだけどさ、ただただ短絡的な思考の結果ではなく、原因を突き止める為に必死に医学的なアプローチをしてきた過程も描かれてる後だけに、見ていて納得がいくしね。

ただ、えてしてこういうタイプの人は目的のためなら手段を選ばなかったり、もし均衡を崩したら?と考えると…心配でもあるけれど。


認めたくない静信。

一方の静信は即座に『敏夫、それはダメだ…』と呟いて座り込んでしまったように、その態度からは「(どうかしている)」という感情が表れていましたよね。

静信も尾崎先生と情報交換をしているし、個人的にも色んな調査をしてる訳で、単なる疫病ではない…ただ事ではない『何か』が起きているという感覚は既に持っているのにね…。

しかも、この人が今自分で書いてる小説の題名は『屍鬼』まさに『起き上がり』の登場する話を書いているのに、敏夫の結論にはついていけない。認めたくないという態度に現段階ではなってしまった静信。

今回の手伝いを断る事はないでしょうけど、先週もそうだったように、共有する部分はあるし、大切な友人同士なんだけど…色んな場面で性格の違いや、考え方の違いが明らかになっていくこの二人。

勿論、色んな面での違いがお互いの足りない部分をうまく補い合える形であれば…理想的なんだろうけど…ね。


■敵の存在を認めても今のところ明るい兆しどころか…。
だけど、こんな風にようやく『敵』を意識して対抗しようとし始めた尾崎先生ですが…。

最初に伝染病を疑い始めて、対策を講じようと乗り出した3人のうちの一人である保健課の石田さんまでもが死亡届などを含めた書類の一切合財を持ったまま失踪してしまったようで…外部に訴える為の証拠がなくなりつつあるというか(村の人の記憶に死は刻まれていても、村外的には公式には死んだ人などいないという事にもなる訳で)…ますます、村の周囲から包囲され、外部からは切り離されていってる感が強くなってきました(汗)

おまけに辞職や、転居は尾崎先生の言う『強力な暗示』が関係してるという線が濃厚な気もするし…正雄の起き上がりになる過程を見ても、吸われた時点で死ぬまで抗えなくなりそうな様子だし…果たして、病院で『守る』とか「敵を捕まえる」とかが、そんなに上手くいくのかはなはだ不安^^;


■特別な存在?
多くの方の期待通り?『起き上がり』の素質があったようで、蘇生した正雄!

おかげで、起き上がりがどんなふうにして誕生するのかは明らかになりましたね。その症状も…。

で、本当に特別といえるのか、そして幸福か?は今のところ置いておいて…『特別な存在』とか『選ばれた存在』って言葉に、正雄は極端に弱そうですよね。

年の離れた末っ子で、大事に大事に甘やかされてある意味『特別』に育てられてきた正雄、だけど本当に「特別」な事は何も出来なくてコンプレックスをたくさん抱えこんでた正雄…おまけに、父親にとっては一番特別だった筈なのに、孫の博巳の存在と共にその位置から外れて…妬んでたわけだしねぇ。

いとも簡単に「特別な存在」とか「大切な仲間」っていう言葉の響きに酔いそうで^^;
でも、そんな言葉に簡単に惹かれてしまうところは、正雄も哀れというか…(汗)


にしても、博巳は「起き上がらなかった』と聞いた時の、あの嬉々とした表情は…何か見てはいけないものを見たような気分にさせてくれる( ̄□ ̄;)

ま、人間の持つ醜い負の感情の一つに過ぎないんだけど…『殺す特権を手に入れたんだ』なんて唆されてましたし、今後この負の感情を『起き上がり』になった正雄がどう行動で表現してくれるか・・・^^;


とはいっても、さすがに正雄にとっての最初の一人目になる弱らせられた人を襲って血を吸う事には躊躇いを感じたようだけど。

でも、厄介だよねこれ、家畜云々の話は定番ですけど…彼らにとっての食事な訳だし、それをとらないと飢えて死ぬわけだし。でも、これによって捕食される側の人間とは明らかに共存できない大きな壁が出来る訳で…。


起き上がりの中でも特殊な存在。

辰巳は、日中でも眠らずにすみ、太陽の下でも自由に行動出来るという点で他の起き上がりとは大きな違いを持つ事が明らかに。

これは、彼らにとっての最大の弱点がない事を意味するし、桐敷家の使用人というふれこみですけど、仲間の中で一体どういう序列なのか、桐敷家とどういう関係性になるのか、他にも辰巳のような存在がいるのかどうかなど…読んだ時に気になった記憶が。。。

なんにしても、今週は正雄をおだてるだけでなく、脅してみせて徐々に本当の素顔を見せ始めた辰巳が、外見はともかくようやくいい感じになってきたかも(笑)

賛否両論あるだろうけど最終的に明らかになるこの人の行動の動機も好きだし今後の活躍が楽しみです。


■墓を暴く
共闘する事になった感じの夏野、かおり、昭の三人。

最初に選んだ行為が、事の真相をはっきり確信するために恵の墓を暴くというのが、なんとも大胆。

いやぁ、これ…死者が生き返るとか、死後の世界とかを信じていない人間でもさ…墓を暴く行為自体が、やはりどこか躊躇わせるものがあると思うし…どこか、ぞくりとさせられると思うけれど、夏野の場合は怒りや恨みが根底にあるのが、ここまでさせる一番大きい原動力になってるのかな。


ただ、かおりは幼馴染の恵を親友だと思っていた訳で…その親友の墓を暴く行為が、この子にとってどれだけ感情を揺さぶられる行為になってるかってのは想像出来るだけに、怯えた様子を、見せたり必要以上に言葉が多くなってしまうあの子の様子が痛々しかったかも…。


さて、墓を暴く事で何が出るか!病院で待ちうけて果たしてうまくいくのか!どちらも気になりますね。次回も楽しみ。


6話の感想はここ




(キャスト)
結城 夏野:内山 昂輝
尾崎 敏夫:大川 透
室井 静信:興津 和幸
清水 恵:戸松 遥
桐敷沙子:悠木 碧
辰巳:高木 渉
桐敷千鶴:折笠愛
桐敷正志郎:GACKT
村迫正雄:高橋伸也
田中かおり:長嶋はるか
田中昭: 川上慶子
国広律子:ささきのぞみ
武藤徹:岡本信彦
結城:遠藤大輔
小出梓:石川綾乃
汐見雪:葉山いくみ
武藤:内匠靖明
武藤葵:斉藤佑圭
武藤保:内匠靖明
矢野加奈美:野浜たまこ
矢野妙:片貝薫
大川富雄:石井康嗣
大川篤:松田健一郎
村迫宗秀:塚田正昭
村迫宗貴:増田隆之
村迫智寿子:寺門真希
村迫博巳:鈴木美咲
伊藤郁美:ならはしみき




TB
http://hienkyaku.blog50.fc2.com/tb.php/1353-67ef1fc8
http://sorakakeruhosi.blog109.fc2.com/tb.php/2146-3989b9f0


| 10夏秋・屍鬼 | comments(0) | trackbacks(28) | pookmark |
屍鬼 第6話『第髏話』
第6話『第髏話』


キャラデザと過剰な演出の影響もあってか、出てくる人の多くがついつい現実離れした人々のように見えるけれど、それぞれの心理状態や、思考過程はかなりリアルで細かいですよね…。

今回も、そうした面でのリアルさは、医者や不安を募らせる看護士を筆頭によく表れていたかな。


そして、アニメの中では初めて?『起き上がり』というキーワードが登場人物から語られて、物語も大きく動き出した印象です。


(※いつも通り小説版との比較や補足などを含んでいるので、それでもよいという方のみ続きを読んでくださいませ)


■起き上がり
原作未読の方のブログでも『吸血鬼?』というキーワードは相当早い段階から出ていましたが…保の口から明らかになったように、この村では元々『起き上がり』の言い伝えがあった。

ま、まだまだこの『起き上がり』に関しては、話の進展と共に明らかになる部分もあると思うのでこれ以上は書かないですが…とにかく、日本的に言うなら一種の『鬼』のような存在でしょうか。


それにしてもこの『起き上がり』という存在…恵を見ていると、ただ死者がゾンビのように起き上がってくる訳じゃなく、感情を持っていて…しかも、記憶も完全に保持されているという点で…ゾンビよりずっと怖くて、そしてある意味哀しい存在だと思うんですよね…。

生きている時も相容れない関係だった夏野と恵…恵の行為は確かに一方的で、身勝手で…夏野にしてみれば迷惑で「キモチノワルイ」ものでしかなかった訳だけれど…。

『起き上がり』になってしまった恵が一体、今の自分の状態をどんなふうに捉え、考えているのか?…そして、夏野と存在自体までもが『相容れない者』になって、関係を好転させる可能性さえないまま、前よりもただ見ているしか出来なくなっていたのに…結局出せなかった自分の想いが詰まった葉書を破り捨てられて、それでもその破片のいくつかを拾ってしまった時のその心境は?…といった事を想像してると…恵の中で当然渦巻くであろう感情の歪み、相反する想い、そうした感情が怖くもあり、哀しくもあるよ。。。

ただ、そんな恵の心境を表す上で、あの巻き戻しのような演出は必要だったんだろ〜か(汗)


■医者として
見てる側は早い段階で異形の者たちが関わっている話である事は想定できた訳ですが…現実に、こういう状況に直面したとすれば…。

ましてや医者という立場であれば尚更『あり得ない。そんなものは存在しない』という規定の概念が邪魔をして…噛み痕を見ても(※小説では、虫刺されが化膿してるような痕が数か所見当たるというような表現だったと思うので余計に)虫刺されとしか判断できず、なかなか『起き上がり』とか『吸血鬼』のような類の、人外のものの存在が関わっているという結論に行きあたらないのは当然ですよね。

そして、ふとした会話で気付くというのも、リアルだったと思う。


そう、そんな尾崎先生も、遂に夏野との会話を通して…常識の枠を超える事が出来た…常識外の『人外』の存在、『吸血鬼』のような存在がいるとすれば…今回の全血輸血で症状の回復が見られた事も含めて、今までの全てが繋がり、説明出来るという事に…。

ようやく『常識の枠を超えた』尾崎先生が…医者でありつつ、どんな活躍を見せてくれるか楽しみです!


あ、それから…父親絡みでの葛藤も抱えていることが明らかになりましたけど、アニメでこの村の長きにわたって続く力関係の説明ってあったかな?

(ちょっと書くと…この村で唯一の寺である室井の家系。そして、代々兼正という場所に屋敷を構える村長のような存在だった家系(←もうこの家の人は力を保ってた先代が急死して、その息子も村外に住んでるんですけどね)そして、これも代々続く医者の家系である尾崎。この三家が実質村の全てを取り仕切って、いわば特別視されてきた家系なんです。そして、それは今もなお残っているそんな村なんですよね。)

だから、尾崎の父は普通の医者の枠を超えて、不遜で、特権意識を持っていて、村人にも横暴だった。そんな父親や母親が嫌いだったのに…今回の事で似たように振る舞ってしまう自分に気付いてさらに苛立ってもいる尾崎先生…。


■静信の心の中
辞職していた人々が村外通勤者、村の外に働きに行っていた人、あるいは村の外から村に働きに来てた人に限るという重要そうな情報を手に入れてますが…。

それ以外では、静信は今回も怪しい密会…おまけに、普通は反対だろ!っていうような、頭なでなでまで沙子にしてもらってるし大丈夫かな…この人はって感じですが…^^;

多分…小説を読んでいないとこの人だけは、いつも考えこんで、一人で悶々として、それを小説に書き表したり、心の中で語ったりするので、なかなか心の内が分かりづらいと、思うんですよね(汗)

(※アニメの展開だと、アニメの描写だけで十分で…ここから枠内に囲って書く部分は必要のない部分なのかもしれないけれど、興味のある方だけ読んでくださいませ/汗)

静信は敏夫(尾崎)の友人として、その気性も十分知っているし…後から振り返れば、敏夫自身がきっと自分で(父親の事なども考えて)自己嫌悪に陥るだろうという事が分かっているので、敏夫が…心配だという話をしているんですが…。

実はそんな風に心配しているのも事実ではあるものの、それだけでなく、そんな微妙な敏夫の気持ちを自分は理解しているのに、その事が敏夫に通じていない事をも切なく思ってたりするんですよね・・・。

そして、人は結局のところ真の意味で他者と理解し合えない…例え言葉で相手の気持ちを分かってると確認し合ったとしても、本当に理解出来ているのかなんて、ホントのところは分からない…。本当の意味では人間は誰もが孤独だ。理解や共感を求めて接触し合うけれど、そんなものは幻想に過ぎない。などと指摘されたり、話し合ったり…してるんです^^;

確かに、ある面では真実だとも思うし…そういう哀しい結論に至らざるを得ない者の、傷だったり背景だったりについて考えさせられる繊細な場面だったりする訳です。



■強烈な存在感
小説では、葵や保が正雄を訪ねて行って…その時の正雄の家族の様子や、朦朧としながらも正雄が部屋の中で呟く様子なんかも描かれるんだけど…。

アニメでは…既にハエがたかってたし…もしかして、既に亡くなっていて、あの哀れな状態で放置なのかな?(汗)

ところで、途中で又新たな凄いおばぁさんが!!…ピンク髪の伊藤郁美さん、あの人、小説では結構早い段階から出てくるし、かなりインパクトのあるお方なので、一体いつ登場するのかと…個人的にはその登場を待ってました^^;

だから、おおお!!!!アニメでは存在を消さたのかとさえ思い始めてたけど、遂に来たかぁ〜って感じ(笑)


■背後から辰巳に見られてしまった…かおり&昭の姉弟コンビ!
ラストのあのシーンは直接的な怖さじゃないけど…今後の展開が心配という意味での怖さがある、いい引きでしたね…。

昭は、怖れをしらない少年というか…真っすぐで、なかなか鋭くて、行動力もある…そんな発言が目立つ少年…でも、だからこそ無謀な行動もしそうで心配ですよね…。

実はこの姉弟のエピソードは個人的には、全体の中でも相当見ごたえがあると思ってるのですが…果たしてどこまで小説版と同じになるか(放送できるのかという意味でも)今後もこの姉弟には個人的に注目したい!!


5話の感想はここ





(キャ スト)
結城 夏野:内山 昂輝
尾崎 敏夫:大川 透
室井 静信:興津 和幸
清水 恵:戸松 遥
桐敷沙子:悠木 碧
辰巳:高木 渉
桐敷千鶴:折笠愛
桐敷正志郎:GACKT
村迫正雄:高橋伸也
田中かおり:長嶋はるか
田中昭: 川上慶子
国広律子:ささきのぞみ
武藤徹:岡本信彦
結城:遠藤大輔
小出梓:石川綾乃
汐見雪:葉山いくみ
武藤:内匠靖明
武藤葵:斉藤佑圭
武藤保:内匠靖明
矢野加奈美:野浜たまこ
矢野妙:片貝薫
大川富雄:石井康嗣
大川篤:松田健一郎
村迫宗秀:塚田正昭
村迫宗貴:増田隆之
村迫智寿子:寺門真希
村迫博巳:鈴木美咲
伊藤郁美:ならはしみき





TB
http://hienkyaku.blog50.fc2.com/tb.php/1339-7a99d850

| 10夏秋・屍鬼 | comments(0) | trackbacks(25) | pookmark |
屍鬼 第5話『第偽話』
第5話『第偽話』


今回は徹が死んでしまった回でもあったんですが、他の流れとか怖さとかも全部吹き飛んで忘れてしまいそうになる程に、正雄のインパクトが強い回でしたね(汗)

(※今回も先の展開に関するネタバレはしていないつもりですが、小説版との比較や補足などは含んでいるので、それでもよいという方のみ続きを読んでくださいませ)


でも、書くのは正雄よりまずは徹の死と夏野から…。

■悲しみと怒りと後悔
まず先週のラストの場面は、小説版にはないオリジナル展開だったので…あの直後に、どういう展開になるのかな?と、思って見ていたんですが…あの瞬間は、またもや夢だった…と。

いえ、実際は…夢なのか、現実なのか曖昧なままではあるんだけど…夏野にしてみれば、首には噛み痕もないし…あの晩以来、ずっと夏野が感じ続けていた恵の気配もなくなっていたことも手伝って…若干安心して、油断してしまったんだろうね…。

だから、徹がその日以来学校をズル休みして『新しく買ったゲームを、ボーっと寝ながらずっとしている。』という話を聞いても、ちょっと引っかかる表情を見せたものの、それ以上の具体的な行動に出るだけの切迫感は抱けなかった…。

あれが、先週までの恵の気配と幻影に怯え続けていたままの夏野なら、すぐに徹の顔を見に行くくらいはしていたんじゃないだろうか…と、思ったり。


だから…夏野は、唯一心を許していた徹が死んで…悲しんでいるのは間違いないけれど、悲しみだけではなく、そういう自分への後悔、敵の存在を疑っていたのに何も出来なかった悔しさにも満ちているんだと思う。そして同時に、死んだ筈の恵の存在を今度こそ確信して、恵への怒りをも募らせてる…よね。

遅れて届いた、恵の暑中見舞いの葉書をわざわざ、恵がかつて潜んでた方向に向けて破り捨てるところなんて、まるで宣戦布告のようにも受け取れたし…。


ただね…この場面、実は個人的にはちょっと残念だったんですよね〜。小説とは、時系列も描写も多少違うんですが…この瞬間を小説で読んだ時には、破られた側の哀しみの方も凄く伝わってきて、胸が痛んだ記憶があるんですよねぇ…そういう描写は…なかったですよね…。


それと、もう一つ…尺の関係で仕方なかったのだろうけれど…徹の父親である武藤さんの哀しみと後悔、大幅にカットされてたのが残念かなぁ…。

徹の父親は、尾崎医院に勤める事務員だから…この村で、最も今回の一連の「死」に直に触れ続けてる人たちのうちの一人だった訳で…小説では、息子の死ぬ前の様子を知っていながら、自分の息子の状態を『一連の症状』と結び付けれずに、そのまま死なせてしまった事への悔恨が痛いほど伝わってくる描写があったんだけどね。。。


この『屍鬼』という物語は…小説では、怖さと同時に、すごく哀しくて哀しくて仕方ない…そんな話でもあるので、今後のますます酷くなっていく状況の中で是非、哀しみも丁寧に描写して欲しいよ…ま、まだ2クールだしその辺はこれからに期待ですけどね。


■死と転居と辞職
相変わらず死者は続き…今回は、今までよりも知らぬ間に死んだ人もいてそうだし、死者を書きだすのはそろそろ限界かな^^;

そして引っ越しも、どうやら全体像を掴めていないけど、確実に続いているようで、村から間違いなく多くの人が消えつつある…。

さらに、静信の聞き込みの結果…清水隆司、広沢高俊、太田健治、佐伯明、高島靖夫、図書館の司書の柚木といった人物が、突然の不可解な辞職をしていたという共通項があった事に気付く。

でも、この共通項というのは全ての死者に当てはまる訳ではなくて…辞職をしていない死者もいる、一様に辞職していた人たちのグループと…一体2つのグループは何が違うのか…突然の辞職は何を意味するのかは、まだ分からず…ですね。

それにしても、不可解な死、不可解な夜中の引っ越し不可解な辞職…こんな村に住んでいたら、そこに住む者たちの精神状態がどんどん不安になっていく状況ですね(汗)


■正雄の屈折した心が…どうなる事か…。
今回ラストで正雄が襲われた事で、殆どの人が…これで、正雄が恵のように死んで、そのあと恵と同じような状態になったら…一体どうなる事やら…と、今後の正雄を別の意味で心配したんじゃないだろうか(苦笑)

それほどまでに、今回も正雄の屈折加減が、幼稚で、陰険で、僻み根性丸出しで…自分勝手で、自分への関心や愛情がないと我慢ならない性格であるかって事が強調されてましたよね…。

アニメの正雄は、小説版以上にアクが強く派手なダメっぷりとキモさ加減なんですが…実は、小説版で描かれている描写の中には、どうやら省かれたっぽいけど、ある意味もっと最悪な描写もあるんですよ…。

例えば小説版の正雄は自分への愛情や関心を奪った恨みから、博巳に陰で陰湿な暴力をふるって苛めて、いたるところに痣とかを作ってたみたいで…智寿子さんは、博巳が具合が悪くなったときに、真っ先に正雄を疑ってるんです(苦笑)

他にも、智寿子の干していた下着をしげしげと見つめていた所を何度も見かけたとか…そういう描写も(苦笑)

とにかく、正雄は…色んな意味で恐るべしっ…。


ところで、正雄を襲ったのはどうやら図書館の司書だった柚木のようですが…なぜ、子供から人気だったという柚木が、正雄の家に侵入しようとしていたのか…それも、理由を考えると…おぞましいです。。。


4話の感想はここ


6話の感想はここ



(スタッフ)
監 督:アミノテツロ
シリーズ構成:杉原研二
キャラクターデザイン・総作画監督:越智信次
アニメーション制作:童夢フジテレビ

(キャ スト)
結城 夏野:内山 昂輝
尾崎 敏夫:大川 透
室井 静信:興津 和幸
清水 恵:戸松 遥
桐敷沙子:悠木 碧
辰巳:高木 渉
桐敷正志郎:GACKT
村迫正雄:高橋伸也
田中かおり:長嶋はるか
田中昭: 川上慶子
国広律子:ささきのぞみ
武藤徹:岡本信彦






TB
http://hienkyaku.blog50.fc2.com/tb.php/1324-c984452f

| 10夏秋・屍鬼 | comments(2) | trackbacks(24) | pookmark |
屍鬼 第4話『第死話』
第4話『第死話』


夏野が恵の気配に怯え続け、益々眠れなくなっていく…その恐怖が、見ている側にも十分伝わってくる回でしたねΣ( ̄ロ ̄lll)


■増える不安の要素
そして村全体も徐々に不安を増していく。

(不安要素1:続く死)
8月29日には高校教師の太田健治が、そして30日には駐在所の高見が死亡。これで13名。

アニメでは描かれませんでしたが、9月5日には佐伯明が死亡。これで14名。

9月7日 安森幹康と奈緒の息子の進が死亡これで15名。既に幹康自身も朦朧としながらなのに、なんとか意識を振り絞って涙を流しつつ、息子の最期の言葉が『ママ』という寝言だったと呟く様子が惨い……。
しかも、夏野の様子と照らし合わすと、この子の寝言自体も…意味深ですしね(-_-;)

そして、9月10日その幹康もやはり助からず死亡。さらには、これもアニメでは描かれませんでしたが、この同じ日には下外場の男が、そして前日には中外場の老女が、一昨日には会社員の男がそれぞれ死亡。これで19名。


(不安要素2:不可解な夜中の引越し)

おまけに駐在所の高見さんの奥さんとその子供が、夫が亡くなったその日のうちに近所に挨拶もしないままに引っ越し。真夜中に高砂運送が来て荷物を運び出したとか…。しかも、駐在の奥さんはショックからなのか茫然とした様子で…と言っていたけれど…当然、これまでの経緯を考えると、ただのショックかどうか疑わしいですよね(汗)

加えて、律子の話によれば上外場でもつい最近、篠田親子が同じように真夜中に何の挨拶もないままに高砂運送を使って引っ越したのだとか。。。

村人が多数死んでいくだけでなく、奇妙な引っ越しという形でも消えていく村人……もしこの村に住んでいたら…これも、何ともいえない不安を掻き立てられる要素ですよ(汗)


(不安要素3:新たに現れる人相の悪い村人)
さらに不安要素を挙げるとすれば…駐在所の高見さんの早すぎる後任としてやってきた、佐々木という人相の悪い警官の登場。。。

事態は確実に、加速度的に悪化しています(苦笑)


■原因究明
視聴者的には、死の直接の原因自体はほぼ分かっているにも拘らず、村人の間では原因に対する認識の違いや、危機感や不安の温度差がみられる状態なのがもどかしい。。。

町の唯一の医者尾崎は、病院内の看護師やレントゲン技師、事務員などを全員集めていよいよ病院全体で原因究明に乗り出すものの、医学的見地から考えると現時点での結論はやはり新種の伝染病の可能性が高いとか、夜のうちに亡くなるという点からPNH(発作性夜間ヘモグロビン尿症)の可能性なんかが挙がるのみ。

でも、貧血で始まる事、そして最終的には多臓器不全、二次性MODSに陥って全身がボロボロになって死んでしまうという、その過程を把握出来ているので…是非、尾崎先生にはある意味医者にしかできないアプローチでこのまま、原因の特定と対策を頑張って欲しいところです^^;

一方別の根拠から、田中かおりの弟が兼正の住人に原因がある!!と、かなりの確信を込めて話してましたけど、間違いなく核心をついてる部分もありそうなだけに、そしてあの子の性格的にも今後が心配です。。。


■現在最も具体的な恐怖で満たされている夏野
そして、なんといっても今週のメインは恵の気配に密かに怯え続ける夏野ですよね。

『居る訳がない!あいつは死んだんだ!』そう言い聞かせようとするものの、ぬぐえない気配を感じているようで…。

しかも、その気配に怯え、眠れない夜を過ごし、やつれていくにつれて…どんどんとその恐怖と疲れが幻覚をも見させて、さらに怯えを増している様子。

でも、夏野がどれだけ見えない気配に怯えているかがよく伝わってきましたよね…あれだけ、気配と視線を意識し始めたら…そりゃ怖くて眠れないよ^^;

さて、最後のシーンは幻覚なのでしょうか…それとも、実際に死んだ筈の恵が起き上がって夏野を金縛りにし…ゾンビなどの意識のない状態とは明らかに違って『あたし、こいつ嫌いなのよ!あたしより結城くんと仲良しだから』という明確な意志、徹への悪意や夏野への想いを持ったまま、徹を襲うとしているのでしょうか(汗)


■戦前の兼正の住人の一人が建てた教会らしき建物。
さてそんな村の状態なのに、夜中に出会っている沙子と静信^^;

そこは不気味な絵、首を落とされている場面や、「蓑踊り」と言っていた蓑で巻いた信者に火を付けもがき苦しませるという拷問風景が描かれた…そんなステンドグラスのある場所。

いわば、神に興味があったというよりも殉教自体に惹かれていた者が建てた…神のいない教会。。。

そんな中で、自殺未遂の経験のある僧・静信と、紫外線を浴びると悪化する病気の療養の為に引っ越して来たと言う12,3歳に見える少女・沙子が語り合うという不思議な光景です^^;

しかもその会話の内容は…「とても若い二人が死ぬことは、酷い事だとは思わないか?」『死は誰にとっても酷い事…若くても、老いていても…善人も悪人も同じ…死は等価。だからこそ死は恐ろしい…(生きていた時の)全てを無にしてしまうから…どんな死も酷い。』といった『死』や「死生観」について話し合っているという…。

その場所の特異性とか、この二人の背景、この村を取り巻く現状…色んな事を考えながらこの会話を聞くと…何ともいえないものを感じさせるし、二人の心の中を垣間見るという意味でも色々と深い場面だと思います。


でも、とりあえずは徹と夏野の身がどうなるか…ですよね。また来週です!


3話の感想はここ


5話の感想はここ



(スタッフ)
監 督:アミノテツロ
シリーズ構成:杉原研二
キャラクターデザイン・総作画監督:越智信次
アニメーション制作:童夢フジテレビ

(キャ スト)
結城 夏野:内山 昂輝
尾崎 敏夫:大川 透
室井 静信:興津 和幸
清水 恵:戸松 遥
桐敷沙子:悠木 碧
辰巳:高木 渉
桐敷正志郎:GACKT
村迫正雄:高橋伸也
田中かおり:長嶋はるか
田中昭: 川上慶子
国広律子:ささきのぞみ
武藤徹:岡本信彦






 TB
http://hienkyaku.blog50.fc2.com/tb.php/1310-73a828cb

| 10夏秋・屍鬼 | comments(2) | trackbacks(25) | pookmark |
屍鬼 第3話『第惨話』
第3話『第惨話』


先週も思ったけど、律子の髪ちょん切りたいわ(苦笑)
でも…いよいよ沙子も出てきて今後が楽しみ。そして、沙子の雰囲気は割と良かったかも。

(※先の展開に関するネタばれはしていないつもりですが、今週は原作の小説の方との比較や背景の補足などが多めかも、それでもよいという方のみ続きを読んでくださいませ)



■静信の小説と、沙子と静信の出会い
アバンの「追放された者と、墓から蘇る者」との話は室井静信が書いてる小説です。この若御院は僧侶である傍ら、プロの小説家でもあるんですよね。実は原作小説では、冒頭からずっとこの人の書きかけの小説の文章が挿入されています…ずっと。

ついでに言うと原作小説の男性陣のメインはこの静信と、医者の尾崎だと思うので静信の心の中の色んな葛藤も相当重要な要素なんですよね。漫画版では夏野の占める要素が大きいそうですので、アニメで静信のその辺がどの程度描かれるのかは不明ですが、この人の心情にはそれなりに注目しながら見ている方が後々楽しめるかも…多分^^;

静信の今書いている小説内容は聖書のカインとアベルの話をモチーフにした、難解な心情描写や問いかけが続く小説ですが、書きかけのその小説に限らずこの人の書く小説はどうやら、沙子の言葉を借りればいつも『神様から見放された人間の物語』のようですね(汗)

沙子はそんな小説を読んでいて…神から見放され、苦悩する物語を書く作者のイメージを「角か尻尾でもありそう」だと思っていたというのは凄く意味深で興味深い…沙子の内面を知る上でも…。

しかも、たった12,3歳にみえる沙子が、そんな内容の小説に心惹かれ、ファンだという!

それだけでなく、静信の手首にある自殺未遂の傷にすぐに気付き…角はなくても、そういう物語を書いていた理由が沙子には理解出来た様子。。。

そして、この村の事『村は死によって包囲されている』と書いたエッセイまでも読んでいて、そのエッセイを見てから引っ越すという話が持ち上がったというのも、興味を引きますよね…。


■おかしい…何かおかしいのに…。
安森奈緒の血液検査の結果は、恵と同じで正球性正色素性貧血。でも造血レベルの異常ではないし、出血も内出血もない。医者としては首を傾げざるを得ない状態…。

常識では有り得ない…おかしい…そう考えつつ…8月26日になると、すでに急速に症状は増悪…新たに気付いたのは、虫刺されのような痕?…そして、やはり…そのまま何の手も打てないままに奈緒も死亡…。

これで判明してる限り11人目の死者です。まだ、奈緒さんには幼い子供もいたのにね…。


■村迫正雄&武藤徹
今回登場した新キャラの一人武藤徹(高校3年)は、夏野が唯一この村で心を許してる相手!その設定は同じですが、どうやら原作小説とは年齢も人間関係も多少違うようですね。小説では既に就職してますし、律子とも、あんな風な親しげな関係ではなかった筈だし…夏野との関係もより詳細でした…この辺は、どんなふうに広げてくれるのか今後が楽しみです!

そして、村迫正雄(高2)の方は、予想以上に強烈過ぎるキャラでしたね〜(苦笑)
正雄はあの父親が、すでに高齢だったことから想像できると思いますけど…兄貴達とは随分年が離れた末っ子で、いわゆる我儘放題に猫っ可愛がりされ甘やかされて育てられた子。

そのせいもあって、自分の思うようにいかないとすぐ癇癪をおこしたり、兄貴二人が優秀なので比べられて卑屈になってるとか、ま、他にも色々あって(後に描写されるかもしれないので控えます)…あんな残念すぎる感じになってる子なわけです(苦笑)

それにしても、父親に甘える時の声とか兄の息子である博巳(小3)への嫉妬、その兄の奥さんである村迫智寿子に絡んでる時の話し方とか…何もかもが想像以上にキモ過ぎる(-_-;)

奈緒さんが死んだ事を報告する際の、嬉々とした様子も酷過ぎるし…夏野に対して「情緒に欠陥があるんじゃねぇ」とか、お前が言うな!って感じですよね(苦笑)

今後が怖いわ(汗)

あ…『(恵が)お前を恨んで出てくるかもなー!!』って言葉だけは…今現在自分の部屋で眠れなくなっている夏野には堪えたようですけど…ね。


■招かれる桐敷家の人々。
これは書こうかどうしようか、迷ったんですが…原作を知らなくても、普通に気づいた方は多いですよね?!

まず奈緒の夫(幹康)が話した、桐敷家との初対面の時に奈緒が『うちにもいらしてください』と招待し、桐敷夫妻は『必ず、ご挨拶に伺わせて頂きます。…近いうちに』と答えた場面。

さらには、武藤徹が辰巳と出会い『そこの家なんだけど、今度是非遊びに来てくれよ』と誘い『では友達も連れて伺ってもいいですか?では…必ず伺います。近いうちに』と答えた場面…。

描写が意味深過ぎる事もあって…ただの、何気ないやり取り以上の…意味がありますよね、あれは。

(ところで、小説では辰巳に耳のようなものはないですし、孫の手も持ってません/苦笑)


さてさて…少々分かりやす過ぎる描写が多くて、原作小説のジワジワくる怖さが足らないところは相変わらず残念なんですが…静信の沙子との出会い。尾崎の焦り。夏野の周辺で確実に起こりつつある変化…それぞれにどうなっていくのかは楽しみですね。


第2話の感想はここ


4話の感想はここ



(スタッフ)
監 督:アミノテツロ
シリーズ構成:杉原研二
キャラクターデザイン・総作画監督:越智信次
アニメーション制作:童夢フジテレビ

(キャ スト)
結城 夏野:内山 昂輝
尾崎 敏夫:大川 透
室井 静信:興津 和幸
清水 恵:戸松 遥
桐敷沙子:悠木 碧
辰巳:高木 渉
桐敷正志郎:GACKT
村迫正雄:高橋伸也
田中かおり:長嶋はるか
田中昭: 川上慶子
国広律子:ささきのぞみ
武藤徹:岡本信彦






| 10夏秋・屍鬼 | comments(0) | trackbacks(30) | pookmark |
IHクッキングヒーター

返信とか近況とか一言感想

アニメの方は、毎期視聴本数が減っています。。。

yutanpoさんへの拍手コメ返信
自分ではいつも「あーもっと上手く伝えられたら…」と思いながら書いているのですが、褒めて頂いてありがとうございます。
確かに、指の組み方は左親指が上、腕の組み方は右腕が上です(゚□゚;)!
「CLAYMORE」アニメの方は分からないですが、数年前に友人宅で何冊か読んで、その時「面白そうかも」と思ったのにそのまま放置していました。完結したんですね、近いうちに購入して読んでみます。

最近の記事

PROFILE

コメント等歓迎ですが返信はかなり遅くなってしまうこともありますm(__)m



↑拍手コメでのコメントも送れます

管理人へのメールはここ

利用サイト

BlogPeople
 
 

CALENDAR

S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
<< February 2020 >>

CATEGORIES

MOBILE

qrcode

SEARCH



当ブログで感想の補助・引用目的で使用している画像の著作権は全て各制作・放送関係者に帰属します。

SPONSORED LINKS