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心を喰らう常世蟲

結構、古い作品なので、もう商品画像とかもないんですが…今回は「蟲」著者:坂東眞砂子


ブックオフオンライン

ジャンルはホラーです簡単にどんな話かというと

  • 主人公めぐみは平凡ながらも穏やかな日々を送っていたが、ある日夫が表面にびっしりと模様の彫られた古い石の器を拾って帰宅し…
    その時から生活が一変していく…。

    奇怪な連続していく夢…超常現象。
    そして、夫の身体から巨大な虫が這い出てくる。
    幻覚に過ぎないのか…それとも…

徐々に心が喰われその人らしさをなくしていく恐怖を描いています。
ただ、自分が期待したような「怖さ」は、ほとんど感じませんでした。
よくホラー映画とかで、「おい、何故気付かない!後ろ後ろ!あぁ…」みたいなのってあるじゃないですか(苦笑)


この本も読み手は最初から状況が見えてるので、それに近い感じで読み進めていくようなところがあります。主人公の愚かさにイライラするする感じ…(苦笑)
最後の方まで何がなんだか分からない恐怖の方が自分は好みなんですが…


それでも、古代の俗信仰、日本書紀の常世虫や秦氏などの記述などを織り交ぜた常世蟲についての説明など興味を引く箇所もあります。


果たして…感情の波のない、心の平安は幸せですか?
と、問いかけてくる感も



管理人の個人的な好み
★★★★★☆☆☆☆☆(10点満点中5点)



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このタイミングでペルソナ2罪・罰(小説版)

先日少し予告してたんですがペルソナ4発売まで秒読みのこの段階で…基本的には全く関係ないんですが若干気持ちの準備のつもりでペルソナ2の小説の感想です(;^。^)


2冊あるんですが、まずは


ペルソナ2罪(電撃文庫)著者:高瀬美恵

  • ゲームの主人公(周防達哉)ではなく脇キャラだった(吉栄杏奈)の視点から描かれています。
    (ゲームとは異なる設定もあるみたい)

    杏奈はかつて短距離走の期待の星だったが交通事故で選手生命を絶たれ、以来無気力に生きていた。しかし、ある日街の噂になっていたジョーカーに出会い仮面党の幹部になる。

    そんな中、舞台となる珠?瑠市では、噂が現実化してしまうという不可思議な現象が起き続け…マヤの神話、占星術、ナチスなどが事件に絡んでくる。

えと、まず「罪」を読んだ印象は…これはゲームをしていないと、話の流れのあまりのトンデモなさに…「気持ちが付いていかない」という感じでした。
ゲームでは噂システムというのがあり、主人公たちが意図的に流した噂なども現実化していくようで、おそらくゲームをしていれば自分自身がその流れを作ることに参加出来る?形だろうから、十分この世界観に入り込んでいけると思うんですが…

この小説の場合、本来の主人公でもない為にあまりにも「脇から見ている」感覚がぬぐえず冷めた感覚になってしまうんですよねぇ(-_-;


それに、基本的にはゲームの主要登場人物の一人(黛ゆきの)との関わりがこの小説の中で重要な位置を占めているんですが、これも多分ゲームをしてないと(黛ゆきの)自体に魅力を感じないのでは…


でも、一方でこの小説を読みながら、「これはゲームとしてはかなり面白いだろうな」と、感じました。やっぱりペルソナ2もやって見たい!
やって見たいんだけどPS2でこのゲームをすると、かなり動きが悪いらしいんですよね…別ハードへの移植を激しく期待です(^_^;

えー…これは小説版「罪」を読んだ時点での感想ですが、続編の「罰」を読むとかなり個人的な評価が上がります。


では続けて


ペルソナ2罰(電撃文庫)著者:高瀬美恵

  • これは「罪」の向こう側の世界パラレルワールド。
    「罪」では高校を中退していた杏奈は「罰」の世界では高校に通い続けており前回はただの元クラスメートに過ぎなかった周防達也は今回唯一の「心安らぐ」友達だった。
    しかしその達彦は行方不明になっており、珠?瑠市に連続猟奇殺人が起き続け不気味な都市伝説が蔓延していく。

「罰」を読み始めた最初の印象は「ん?なんだ急に面白くなったぞ!」って感じでした。パラレルワールドの設定が面白いんです前回との「違い」が…それに、なぜパラレルワールドが起きたのかという設定も…うーんやっぱこれゲームがやりてぇ


それに、こちらの世界のほうが前回よりも脇からただ見てる感が薄らぎ、色々と個人的に魅力を感じれる部分がありました。
当然の事ですが、この小説は完全に「罪」と「罰」二つセットで読んで初めて楽しめる感じですね。

ただ杏奈の立場は、あくまでゲームの脇キャラなのでラストなんかも本来の結末部分に何が起きたのかさえ明確には分からないんですよ。別の場所にいますから(苦笑)
ま、想像はつくんですけどね。

という事で、この小説は自分の様にゲームをやっていない人には強くお勧めはできない小説でした。逆にゲームをしてればかなり楽しめると思いますよきっと。


あとはね、これはマニアックな楽しみ方というか…個人的にちらほら興味を引くネタが出てきます。

  • 例えば、おなじみのベルベット・ルームが出てくるんですがその場所の説明が「無意識の海のたゆたう自我をすくい上げ形を与える場所」だとか…

    イザナギ(伊邪那岐)イザナミ(伊邪那美)や、神であり神の乗る船でもある天鳥船(別名:鳥之石楠船神)の話が出てきたり…

    口に出した言葉は力を持つと言われた「言霊の力」の話が絡んできたりと…

    シリーズ作品にも絡んでくる話や神話の世界が絡んでくるのは楽しめます。

2冊を読んだ上での管理人の個人的な好み
(★★★★★☆☆☆☆☆)10点満点中5点
但しゲームをしてから読めばかなり跳ね上がると思います。


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海に消えた神々に…がっかり

タイトルにまで「がっかり」を付けて…失礼だとは思うんですが…
個人的に期待大で手にした作品だっただけに…あくまで好みの問題なんですけど(苦笑)

前回読んだ「神々の遺品」はそこそこ楽しめたんですけどねぇ…今回のは…(-_-;

「海に消えた神々」著者:今野敏
は探偵石神達彦シリーズの第二弾作品です。



「海に消えた神々」今野敏/著【セブンアンドワイ】

ジャンルは第一弾の方は超伝奇ミステリーとなっていましたが、今回のは傑作ミステリーと銘打たれています。

簡単にどんな話か説明しますと…

  • 石神のもとに一人の少年が訪ねてくる。
    海底遺跡に絡む捏造疑惑をかけられ自殺した大学教授の死の真相を探り、その無念を晴らしてくれとの依頼…。
    舞台は沖縄…ユタの血をひく大学教授の娘と助手の明智と共に、海底に沈む超古代文明…ムー大陸の謎…キナ臭い人間模様の背景を探りながら話は展開していく…

まぁ、こんな感じの話なんですが、物語の序盤はユタの血を引く少女の見る太古の昔の夢、海に眠る遺跡とムー大陸の謎…と続き「おー今回も楽しませてくれるかな(´ー`)」と…期待したんですが…今回はやはり銘打たれてるとおり普通のミステリーです…ね。


自分が個人的に好きなジャンルには、ほとんど踏み込んではいきません。
どちらかと言うと人間模様に重きがおかれているような…

前作は超古代文明の謎に切り込んでいく設定そのものが自分の好みだった為に、それほど登場人物そのものに個人的な魅力が感じられなくても気にならなったんですが…今回はやたら登場人物の魅力のなさも気になってしまいました(  ̄_ ̄)



そして何より自分が、がっかりしたのは…決着の付け方が前作と基本的に同じじゃないですか?


しかも前作でさえ、その決着の付け方はないだろうと、がっかりしたのに…本当に残念…(=_=;)

あくまで管理人の個人的な好み
(★★★☆☆☆☆☆☆☆)10点満点で3点


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凄惨な過去が…残酷な事実が「ルナティック・ムーン」3〜5

シリーズものの作品の感想を書いても1作目以降は…完全に管理人の自己満足のような気がしてきましたので…今回は(3)〜(5)まで一挙にいきます( -.-) =з

まずは

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「ルナティック・ムーン 3」藤原祐/〔著〕【セブンアンドワイ】 iconです。 

  • ついにヒロインの変異種の少女シオンの凄惨で陰惨な過去が明らかになります…そして凄惨な過去は今も彼女を苦しめ続けます。
    おまけに今回登場する他の登場人物たちの多くも激しく鬱展開で…本当に痛すぎる辛い展開になっていきます…。

あとがきで作者自身が自分の「死生観について書かねば」と感じるほど人がバタバタ死んでいきますし…確かに流血描写も多めで、なおかつ鬱展開となると…苦手な人はかなりいるかもしれません。


ただ個人的には登場人物のそれぞれの痛み苦しみもよく伝わってきて、やはり引き込まれる作品です。それにそんな中、主人公(ルナ)とシオンの関係が不器用ながらも少しづつ進展していく様が一筋の安らぎをもたらしてくれ、話の展開と共に魅力を増加させています。

管理人の個人的な好み
(★★★★★★★★☆☆)10点満点で8点

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「ルナティック4」

  • いよいよ「混乱」以後、なぜ変異種と異形の生命体が現れるようになったのか…そしてそれ以前から存在していたという、それぞれが唯一の存在である七つの稀存種の正体が明かされます。

    それと共に純血至上主義者「フルブルー」と主人公たちが所属する「エデン」との戦いが激化していき…今までとは異なり人間同士の戦いゆえに…誰かを殺せば誰かの殺意の対象になるという止まらない連鎖を生み…

登場人物たちにとってとにかく残酷な事実が突きつけられます。ここまで悲惨な状況になってくると誰にでもお勧めとは言い難いものがありますが…

それでも管理人の個人的な好みは
(★★★★★★★★☆☆)10点満点で8点

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「ルナティック5」

  • 主人公とシオンは決して受け入れられない計画を阻止する為に機械都市「バベル」へと急ぐ…
    そして稀存種同士…因縁を持つもの同士の切なく痛々しい救われない戦いが…

本当ならもう少し長く続けて欲しい物語で…七人の稀存種をさらに細かく描いて欲しかったです。

エンディングは普段の個人的な好みとは異なりますが…この作品の場合はこれでよかったのかな…
それにしても、当初たまたま手にした本だったんですが
またこの著者の作品を読みたいです。

若干詰め込みすぎなのと…エンディングが好みとは異なるので…。。。
管理人の個人的な好み
(★★★★★★★☆☆☆)10点満点で7点


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嫌いなもの…でも好きなもの

自分は宗教が嫌いです。いえ、他の人がどんなことを信じようが自由ですし、いいですよ全然。でも自分は嫌いですし、興味もありません。


ま、宗教に限らず閉鎖的な組織自体、そしてそういう閉鎖的な組織の中で偏った見方にどっぷりそまって生きてる人間自体も嫌いなんですけどね。そういう世界で特殊な優越感を抱いて生きている人間も嫌いです。
ついでに言うとUFOや怪奇現象とかもほとんど信じてませんし、興味もありません。


いきなり、何を言ってるんだこいつはと思うでしょうね…スミマセン。ただその一方で…何度も言ったかもですが超古代文明とかは、すごく興味があるんですよ(^^;その関係で神話とかも…
だからそういう作品の紹介も今後も多くなるかもと思って、誤解のない様に一応自分の考えにふれとこうかと(苦笑)

というかその前に小説関連の記事が非常に多くなってるものの興味をもって読んでくださってる方がいるのか…かなり不安なんですけどね(苦笑)
実際ほとんど小説関係は需要はなさそうだもんなぁ(^^;


前置きが長くなりましたが…今日紹介するのは今野敏さんの「神々の遺品」という作品です。


裏表紙には神話、宗教、古代遺跡…。宇宙と人類の歴史を紐解く。超伝奇ミステリーの黄金傑作と紹介されています。



  • アメリカ国防情報局の特殊任務責任者アレックス・ジョーンズ少将と日本の中年探偵石神達彦とが交互に切り替わりながら話は進んでいきます。

    アメリカではジョーンズが、かつて国防長官の指示で研究の秘密を守るための実働部隊を組織して渡したセクションOという謎の機関に、ある疑問を抱きその存在を探り始める。
    日本の石神のもとには、行方不明になった超古代文明の謎に関するホームページを作っていた東堂を捜して欲しいという依頼が…だが、その後UFOライターが殺されたり、石神自身が謎のロシア人に殺されそうになったりと大きな渦に巻き込まれていく。
    事件の鍵を握るのはオーパーツ…というお話です。
  • えと、この手のジャンルに少しでも興味のある方には「オーパーツ」というのはすぐに分かると思うんですが…そうでない方の為に一応説明しますと、古代遺跡の出土品の中にはどう考えてもその時代にはそぐわないもの、例えばその時代の文明レベルでは考えられない高度な科学技術を物語るようなものがあってそれらをオーパーツというわけです。


もうねぇとにかく、個人的に自分の興味をそそるものが盛りだくさんなんです。オーパーツ、超古代文明、シュメール、アメリカの陰謀、フリーメーソン、CIA、世界各地に実際に残されている神話、神の正体を紐解くなどなど…こういうキーワードが揃ってるともう好きな人にはたまらないはずです!
好みが、かなり分かれるジャンルですけどね(笑)


それと、実在の学者や執筆者の名前や説が数多く登場し、知っている人にはリアリティが増幅され話に引き込まれていきます。もちろん内容を鵜呑みにしてたりそのまま信じてるわけじゃないですよ(苦笑)


ただ、この類の小説を読んでいて、自分がいつも感じるのは途中まではやたら面白いののに終盤そして結末がいつも何か物足りなく感じる確立が異常に高いんです…何故だろう。
で、この本も例にもれずやはりそうなんです。あの決着の仕方はないだろう…orz


その為に管理人の個人的な好みも
6点にしょうか…かなり悩みますが…
(★★★★★★★☆☆☆)10点満点で7点

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死んでしまう前に…期待に…「ルナティック・ムーン2」

以前書いた藤原祐さんの続編「ルナティック・ムーン2」の感想です。

icon icon
「ルナティック・ムーン 2」藤原祐/〔著〕【セブンアンドワイ】

今回は一言で言うと「死んでしまう前に…期待に応えたかった…」そんな話でした。

  • 前作で、すべてを失い同時に第4の稀存種として目覚めた主人公(ルナ)は異形の生命体と戦う組織「エデン」に加入し戦い始める…しかし完全に覚醒したわけではないルナは焦りや苛立ちを抱えていた…

  • 一方前回の戦いで重傷を負った変異種の少女シオンも異形の生命体を憎み、殺し続けることで精神の均衡を保ち脆さを隠し続けていただけに、戦えずベッドで休む日々に再び精神の均衡を崩しつつあった…そんな中、新たな異変が起こりつつあり…再び辛い戦いを強いられていく….
    • やはりこういう世界観は個人的に好きです。しかも単に世界観、ストーリーの展開だけを楽しめるだけでなく今回も多彩な登場人物が登場し魅力的ですし、それぞれの心の葛藤や想いも細かく描かれていてる為に読み応えがあります。
      椋本夏夜さんのイラストも魅力的で想像力を助けてくれます。


      ただ、個人的に1つ難を挙げるとすれば、1つの心の描写にかける表現が若干多すぎる為に…本来もっと直感的に感じたいような部分が遮られるような気がする箇所もあり、それが少し残念だったかな…


      あと、人によって注意すべき点は1作目の感想の時に書き忘れたんですが、グロテスクな描写が多めかもしれません。
      ただ、自分はもっとグロイ作品も多く読んできてるので、この作品が特別グロイとは感じないんですが、慣れてない人の中には苦手な人もいるかもしれません。


      結論としてはこの作品(1)(2)と読んできて、自分はかなりお気に入りになってきました。
      そもそもまだ謎だらけです。
      七人しかいないとされる、それぞれ固有の特別な能力を宿す稀存種とは一体なんなのか?…なぜ「混乱」以後、人類に「変異」が現れたのか?…しかも今回登場してきた「エデン」に敵対するものたちの正体は?エデンの司令部にいる純血種たちの目的は?…などなどかなり続きが早く読みたくなっています。

      他にも色々たまっているのですぐに読んで感想を書けるかどうかは分かりませんが(^^;
      しかも、たまってるのに今日又新たに別の本を買ったし(汗)

      管理人の個人的な好みは続きへの期待もこめて
      (★★★★★★★★☆☆)10点満点で8点


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      でたらめ炸裂「陽気なギャング」

      伊坂幸太郎さんの小説「陽気なギャングの日常と襲撃」の感想(レビュー)です。


      そう先日書いたばかりの「陽気なギャングが地球を回す」の続編です。

      • 今回も…おなじみの4人組

        人間嘘発見器ともいえる嘘を見抜く名人(成瀬)、口先デマカセ男(響野)人間より動物に優しい天才スリ(久遠)正確無比な体内時計を宿す(雪子)が…それぞれに別々のトラブル(事件)に首を突っ込んでいく。

        でもそれが後の「誘拐事件」にすべて繋がっていき…4人は無事今回の事件を乗り切れるのか…という感じのお話でした。

      先回は「登場人物がベラベラ喋りすぎる小説は苦手な自分でさえ、あまりに見事な軽妙トークに徐々に引き込まれツボにハマっていった」と、書いたんですが…


      えと、…この小説が好きな方はゴメンナサイ(=_=;
      今回は…ただただデタラメっぷりに拍車がかかっていて…
      私には耐えられませんでした(-_-;)


      前作を好ましく思った自分がここまで…ダメだったのはもしかすると立て続けに2作読んだからかもしれません…現実でも、たま〜に会って話して飲む分には楽しく過ごせても、おまえとの連チャンは勘弁して欲しいよ…みたいな奴いません?
      フォローになってない…ですね(-_-;


      えと、もう少し真面目に書きますと…
      確かに…前回同様、誰かを傷つけたりする事を好まない、お人よしな4人組の面々が繰り広げるドタバタが軽妙さ、軽いノリとマッチしてはいると思うんです…だからきっと、好みの問題だと思います。
      ただ、自分は、新鮮味が薄れたせいか…ただ「それだけ」のように感じるんですよねぇ


      前回はそれぞれの心情もよく描かれていて感情移入もできたと思ったんですが…前回以上に敢えて、トラブルに軽いノリで首を突っ込んでいく面々に今回は全く感情移入できず…

      しかも、先回同様に伏線が沢山散りばめられてはいるものの…今回は絶妙とは言い難い気が…しました


      あくまで管理人の個人的な好み
      (★★★★☆☆☆☆☆☆)10点満点で4点


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      「陽気なギャング」の軽妙さは見事

      以前に書いたグラスホッパーに続き伊坂幸太郎さんの小説「陽気なギャングが地球を回す」の感想です。



      映画にもなっているので(自分は見てませんが)…知っている方も多いかもです…

      • 人間嘘発見器ともいえる嘘を見抜く名人(成瀬)、口だけで生きてきたような次から次に言葉が出てくる男(響野)動物に優しく優雅な天才スリ(久遠)絶対音感の時計バージョン?とにかく正確な体内時計を宿す(雪子)という、それぞれに特殊な才能?をもつ4人組の銀行強盗のお話で…彼らが強奪した4千万が別の現金輸送車強奪犯に横取りされ…その後も連続してトラブルが発生し…さぁ最後に笑うのはどっちだ?…簡単に言えばこんな話です

      とにかく全編にわたって軽妙なトークが登場人物の間で繰り広げれます….

      個人的には心の声としてならOKなんですが…登場人物がベラベラ喋りすぎる小説は好きじゃないんです…特に男性キャラの場合(^^;
      だから響野のような人物は最も苦手(-_-;


      でもそんな自分でさえ…その見事なまでの軽妙さに…読んでいくうちに段々とツボにハマッていきました…ただただ軽いだけの会話ではなく、時に哲学的ともいえる言葉を全くそう感じさせず…お仕着せがましくない仕方で織り交ぜている感じ…スゴイ

      結果…それぞれのキャラの魅力も十分描かれていて個人的には「グラスホッパー」よりこっちの方が気に入りました!

      軽く読めるものの感情移入できる登場人物もいたし….


      ただ伏線が無数に張られていてそれが終盤に見事に生きてくる生きては来るんですが…先の展開は今回ほぼよめてしまった…(-_-;

      管理人の個人的な好み
      (★★★★★★★☆☆☆)10点満点で7点


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      自分勝手な生き物
      今日紹介する本は萩原浩さんの「さよならバースディ」



      自分がよく読むタイプの本とは趣きの違う本です。萩原作品はこれが2冊目!

      以前にドラマにもなった「僕たちの戦争」を読んでそれが…よかったのであまり何も考えず買ってみた本です。

      ジャンルは長編ミステリー…。

      • 主人公は霊長類研究センターの助手(田中真)…彼が取り組んでいる研究は「バースディ」という名のボノボ(ピグミーチンパンジー)に言語を習得させる研究…
        しかし一年前このプロジェクトの創始者であった教授が謎の自殺…
        その上、主人公の交際相手でこの研究を手伝っていた由紀も主人公がプロポーズしたその晩に謎の自殺…主人公は幸せの絶頂だと思っていたのに何故…すべてを知っているのは目撃者の「バースディ」というお話です

      ボノボが話の最も重要な鍵を握り、なんとかそのボノボと会話して答えを得ようとする設定は目新しいです!

      でも話の舞台となる大学の研究者や教授たちの打算、嫉妬、不正の多い世界というのは非常に多くの作品で過去にも読んだことのあるおなじみの世界です…。
      こういうタイプの作品に慣れてない人には前半の展開の遅さに読みにくさを感じるかも…

      個人的にも…読む前に期待した程ではありませんでした…
      但し無垢なボノボの姿がよく描かれていて…胸が痛みます
      それに比べて人間はなんと自分勝手な生き物か…ホントに(x_x)

      作品中には人間の愛も描かれています…ただしその愛も含めて人間はつくづく身勝手なんです…よ、やはり不正を働く人たちだけでなく主人公も…死を選んだ人達も…みな自分勝手です
      死の理由は個人的には納得はできましたが…身勝手なことには変わりない…


      ラストはキレイな終わり方だと感じる方もいるかもしれませんし…感動的な作りにもなっているのかも…それは読み手の受け取り方次第だと思います(^_^;

      個人的には無垢なボノボと対比させられることにより…人間というのはこういう生き物だと改めて悲観するような作品でした…この本をけなしてるつもりはありませんよ…(^_^;

      確かに…地味な印象ではありますが…何も感じない作品ではなかったです

      管理人の個人的な好み
      (★★★★★☆☆☆☆☆)10点満点で5点





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      大切だった…と気付いたときには…

      藤原祐さんの「ルナティック・ムーン」一言で言うと…大切だった…と気付いたときには…失っているそんな話でした。


      icon icon
      『ルナティック・ムーン』電撃文庫 藤原祐/〔著〕セブンアンドワイ


      約240年ほど前に起きた「混乱」今ではその時、何が起きたのかも定かではない…しかし、それ以後世界は確実に荒廃し…どれ1つ同じ形をしていない異形の生命体があふれていた…。
      しかも人類の中にも「変異種」と呼ばれる身体に「変異」を持つものたちが現れ、「純血種」である人間たちの大半は塔の中に住み…「変異種」たちは穢れた地のスラム化した街に住む世界…。
      それは「優しさ」や「同情」は邪魔なだけの、異形の生命体に怯えて暮らす世界…そんな中で、主人公の少年は「純血」でも「変異」でもない存在…やがて自らの意思で戦わざるをえなくなっていく…そんなお話です。


      思い入れを持ちそうになったキャラも含めて…とにかく容赦なく…死んでいきます。

      ただ語弊があるかもですが…個人的には…キャラに思い入れを持ちそうになる程の魅力を描いた上で………死んでいく…こういう本に私は読み応えを感じます…。

      それに、基本幸せなだけの話はあまり好みではないので…そうではない、この本は…間違いなく、続きも買います(  ̄ー ̄)ノ

      どうやらこれは5冊の続き物のようですから、ただ今回の本も文句なく満点と言えないのは…私個人の事情から、ちょっと許せない部分があることと…やはり、ある程度本を読んできた人にとっては、よくある話の設定ではあるんですよねぇ…異形の生物とか…何かの「混乱」後の世界とか…塔の名は「バベル」ですし…純血種を守るために異形の生命体と戦う組織は「エデン」まだまだ謎の多い稀存種と呼ばれる特別な存在は「」人…などなど…ま、分かる人は分かるでしょ(^_^;

      でも、面白いです。

      管理人の個人的な好み
      (★★★★★★★☆☆☆)10点満点で7点


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      IHクッキングヒーター

      返信とか近況とか一言感想

      アニメの方は、毎期視聴本数が減っています。。。

      yutanpoさんへの拍手コメ返信
      自分ではいつも「あーもっと上手く伝えられたら…」と思いながら書いているのですが、褒めて頂いてありがとうございます。
      確かに、指の組み方は左親指が上、腕の組み方は右腕が上です(゚□゚;)!
      「CLAYMORE」アニメの方は分からないですが、数年前に友人宅で何冊か読んで、その時「面白そうかも」と思ったのにそのまま放置していました。完結したんですね、近いうちに購入して読んでみます。

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