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黒執事 第20話「その執事、脱走」

第20話「その執事、脱走」


アバーラインが退場…そして劉や藍猫までもあれで終わりなんでしょうか…。
劉は当初から個人的に期待してたんですが…ここまでの描かれ方の影響か、すごくあっけなかったような…。


まずはこの人から…。
■アバーライン
自分の昔話をしてみせたり『結婚し…父親になる…その子供のためにもこの国をいい国にしたいんだ…女王の番犬なんてものが居なくてすむ国に』と理想を語り…シエルの孤独や、呪われた定めを嘆き力になろうとしたアバーライン…。

確かに善人でした…裏表なくシエルの心の状態も気にかけて…まさに善人過ぎるほどに、だからこそこの作品では浮いた存在でもあり、死亡フラグを振りまきながら…その通りに逝ってしまった…。

シエルが『毒された』と語り、最後は彼の死にあれだけ動揺したように……確実にシエルの心や考え方に波紋を起こし、何らかの影響を遺した事だけは間違いないですが…。

ただねぇ…自分の心から愛するものの為に命を投げ出すのではなく、不特定多数の誰に対してもこんなふうにひたすら真っ直ぐに必死になり、挙句の果てには命を投げ出せる聖人君子のようなタイプの善人を見るといつも考えてしまうんですが……。


彼は結婚を控えていたわけで、それはつまりはアバーラインを愛し、アバーラインを必要とする人が身近に居たわけですよね。それなのにここで幾ら誰かの命と心を守りたかった為とはいえ…自己を犠牲にして逝ってしまう事が果たして…彼の言う『未来の為』に本当になるのだろうか……。
残された人は殺した相手や世を恨まずにこの先『笑える』だろうか…。


ただし矛盾するんですが…一方で自分の事だけ、自分の家族の事しか考えない、ただただ小さな自分の世界だけを守ろうとする人間が好きなわけではないし、それを肯定したいわけでもないので…うーん、何が書きたいのか分からなくなってきた…なんだか難しいねぇこういうのは…。



■シエル
『背後で糸を引く誰かとのゲームだ…例え全ての駒が奪われ、ただキングだけが盤上に残されているだけだとしても…それでも行く…元々僕は独りだ…僕は味方なんか要らない』と語ったシエル…。

うーん、相変わらず極度に強がり『誰にも頼らず生きてきた!誰にも心を許してはいない…自分は傷つかない』とでも言いたげな言葉ですが…それゆえに、余計にシエルの強さの裏に間違いなく存在する弱さ、受けてきた傷だらけの心が見えて…痛々しく感じます…。
自分の歪んでしまわざるをえなかった心と違い、アバーラインのあまりに真っ直ぐな態度や発言に驚き、心が動いている姿が明らかになってましたしね…。


それでも「僕の前にたちはだかるものは親だろうと友だろうと排除する」
と語り「友だち」と感じてさえいた、劉を排除する決意と…心を許しかけ魅力さえも感じていただだろうアバーラインにも『これ以上僕に関わるな!死ぬぞ』と警告し、アバーラインの身の安全をも思いつつ遠ざけようとしたシエル…。

うーん、やっぱり心がボロボロになってても尚、逃げないだけの「覚悟」や強さも持ち合わせてはいるのは間違いないんですよね……それが真の強さかどうかは別として…。

でも、真っ直ぐにはなりきれないシエルにはおそらく想像できなかった…読み切れなかった…まさか、それでもアバーラインが自分の後を追い、自分の身を守ろうとまでしてくれるとは……だから余計にその行動に衝撃を受け『馬鹿な…』と感じ…自分は片を付ける為に…悪魔と契約した…そんな自分に…未来なんかない…のに…と…。


果たしてシエルは変われるのだろうか……変われるときが来て欲しいけど、でも個人的にはセバスチャンが最後に魂を刈らないと…ある意味でここまでのこの作品を否定してしまう気もするし………。



■劉(ラウ)
胡蝶の夢……。


シエルを花に、自らを蝶にたとえて、その関係は利害関係でしかなかったと語ったり
「これでようやく平和でそして退屈だった日々にサヨナラだ」
と語るラウ。

でも藍猫は一言『嘘つき』と…。
藍猫がそういうところを見ると…きっとラウはシエルをただ利害関係だけと捉えていた訳ではなく「友」と感じるようになってたし、シエルたちと過ごした時は『ただ退屈な』だけのものではなかったんだろうね…。



ではなぜ裏切ったのか…。


  • それはアバンの場面やその後の劉の言動を見る限り、ラウは決して拭えない『闇』も抱えていた模様ですね……。

    親書の内容を語り、女王と英国の遣り方を指摘するラウを見てるとカリー対決の時の女王を睨んだあの顔を思い出しますし…確かに、英国に対する嫌悪も憎悪も多少はあったかも知れません…でも、それが裏切りの理由だったのかと聞かれると『全然』と答えたラウ…。
    これは、ラウの言葉通りなんだろうと自分は思う…真の理由はもっと別にあった…。

    逃げおおしたいなどとは思ってもおらず、シエルが来るのを明らかに待っていた劉…そして期待通り来てくれた事を歓んだ劉…。
    「私は少し退屈していたんだよ君の駒であることに…だから少し遊んでみたいと思ったのさ…命を懸けたゲームでね」
    これらの言動を見る限り…劉はもはや、自分の人生を終わらせたかったのではないだろうか……。

    人生に格別な意味を見出せず…いや、逆に批判的に拗ねた目線で世の中を見続け、そこから超越した状態でただただ遊び楽しもうとしながらも…やはり、そこに幸福を感じれなかったんではないだろうか…。

    その闇はシエルたちと関る事で多少紛れたものの、完全には拭えなかった…。

    そして常に泰然さを装いながらも自分の人生に現実感がどうしても持てず、そのことに抗いつつ生きる事に疲れ…死をもって「胡蝶の夢の続きを見たい」と思ったのでは……。


■アンジェラ

さてアンジェラですが…まずあの格好……(苦笑)

まぁアンジェラは堕天使の可能性が高いと思うし、そもそも自分は神や天使こそが善などと思っちゃいないというか…立場が変われば相手を『神』や『邪神』や『悪魔』などと呼ぶわけで…古今東西『神』と呼ばれる伝説上の色んな存在が淫蕩だったり殺戮を楽しんだりする姿が描かれてるわけで、まぁね…天使をどう描こうが、どんな格好させてくれようが構わないんです……。

ただし、なんだかこの場面はさすがに妙に狙いすぎというか、やり過ぎてる気もして…この作品の設定の妙をも崩してしまう気がするんですが…(苦笑)

ところでこの人(天使)の意図がイマイチ本当に掴めないです…。
セバスチャンに申し出た取引からすると、最後の審判を起こそうとしてるのは間違いなさそうですが…その背後に本当に神も居るのか…それに一体何故シエルに固執するのかが、見えてこない…。

そういや先週も感想を休んだんで…19話の場面の話なんですが、あのアンジェラと共にいた人は女王なんでしょうか……。
今の所、その女王の実態も全く見えてこないですね…。

■セバスチャン
「片っ端から食い散らかすような真似はもぅ飽きました、私が欲しいのは坊ちゃんだけ」
えーと…飽きるほど片っ端から食い散らかしてた時期があったんですね^^;


でも飽きた悪魔が唯一欲する「坊ちゃん」
悪魔や天使が語るところの、シエルの孤独で穢れた魂はそんなにも魅力的なのだろうか…。

これもどう捉えればいいのか…アンジェラ同様難しいです…。
結局は長い長い時を生きるセバスチャンにとって、稀に見るほどの極上の魂を守り最後には自分のものにすることは…ひと時の悪魔の戯れに過ぎないのか…。
それとも…自身が軽蔑してやまないような温かい感情を多少なりとも芽生えさせているゆえなのか……。

契約をたてに命令以上は決してしないセバスチャン…。
アバーラインがシエルの盾になり死ぬ事が分かっても、シエルは安全だからと…動かなかったセバスチャン…。


その上、自己犠牲的な善良さを示したアバーラインと、そんなアバーラインに心を動かしたシエルを同時に「馬鹿ですね…」と斬って捨てたセバスチャン…。
非常に徹底していて悪魔らしいとも言えるんだけど…あの表情といい…これも真意は読み取りにくいんだよなぁ…あれは単に人間の持つそんな光の部分を軽蔑してるのか…それとも、どこかで自らも心の動く部分がありそんな自分に苛立っているのか……。
果たしてどちらでしょう…物語の最後にはセバスチャンの真意が理解できるのでしょうか…。

さてとりあえず、来週はダメダメ使用人の真の姿が見える?これは楽しみ^^


21話の感想はここ


17話の感想はここ


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黒執事 第20話「その執事、脱走」(感想)
こちらは感想です(内容)ランマオに胡蝶の夢を聞かせるラウ幼いラウとランマオ?これは過去?夢?阿片の花畑で黒い蝶を追う…毒々しい場ではありますが幼い二人は可愛い蝶が燃えて暗転ラウの握る手が手だけになってしまっているのが…あの子はランマオではなくラウの本当....
| からまつそう | 2009/02/27 8:57 PM |
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返信とか近況とか一言感想

アニメの方は、毎期視聴本数が減っています。。。

yutanpoさんへの拍手コメ返信
自分ではいつも「あーもっと上手く伝えられたら…」と思いながら書いているのですが、褒めて頂いてありがとうございます。
確かに、指の組み方は左親指が上、腕の組み方は右腕が上です(゚□゚;)!
「CLAYMORE」アニメの方は分からないですが、数年前に友人宅で何冊か読んで、その時「面白そうかも」と思ったのにそのまま放置していました。完結したんですね、近いうちに購入して読んでみます。

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