<< 機動戦士ガンダム00(2nd)13話「メメントリ攻略戦」 | main | 皆様ありがとうございました。 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | - | - | pookmark |
魍魎の匣 第13話 最終回「魍魎の匣、あるいは人の事」

(最終回)13話「魍魎の匣、あるいは人の事」


「幸せになる事は簡単なんだ…人をやめてしまえばいいのさ」





遂に最終回です。ここまで、このブログでは基本的にひたすら先を予想する事を楽しんできた感がありましたが…もぅそんな事はどうでもよくなった最終回でした(笑)

ある意味、魍魎に憑かれそうです(苦笑)関口さんほどではないですが^^;

えーと、最初に断っておきます無駄に長いです…すみません。今週は人物ごとに感想を書いていくことにします。

■雨宮

陽子に付き添って14年も一緒に暮らしてきた雨宮だが…京極堂の言葉によれば「望み通りの人生を送っていた」なぜなら雨宮は陽子ではなく加菜子を愛していたから。
赤ちゃんの頃から加菜子の成長を見守り傍でずっと加菜子といられる、ただそれだけで幸せだったんだろうか…ずっと抱いていたこの愛はどう理解すればいいんだろう…。

なんだか、この時点で既に、個人的には理解しがたいような…。

ところが、武蔵小金井駅での事件が起きてしまった。当初雨宮は加菜子があんな状態のまま生かされているとは知らなかったために、回復して元の日常に戻り3人で過ごす事ばかりを話していた、おそらく普通に考えてこの時点でもちょっとしたことでバランスを崩しかねない心理状態ですよね。

ところが実際は、加菜子はあんな状態で生かされており、しかも須崎の計画が持ち上がって、須崎の独自の生命維持法で腕を一本だけ生かし、それを遺産を受け取るための脅迫に使うという話が持ち上がってしまった。この時の雨宮の心理状態は、さすがに推し量れる気がする…。

当然反対するものの…美馬坂や陽子までそれを容認してた状況ではどうにもならず…。
結局、脅迫に使う以外の手足を貰う事にした…。うへ…これは完全に理解できたら怖いな…。

ただ…2話の時点で私自身「両足が匣に詰められて「湖」で発見された…。 うーーーん。加奈子達がやけに、湖に行きたがったのと関係があるんですかね…。 まさか、行きたかった場所へ足だけを運んだ…とか…」と、予想してたんですが…生前行きたがってた場所に「運んであげたい」という気持ちならば理解は出来る気がする…。

あぁーーーなんだか、また感情移入する必要がない所にまで感情移入しようとしながら見てしまってる自分がいるぞ(汗)

でも、事実この時点での雨宮は、まだそれ(手足)が単に欲しいと言うのではなく、それを水葬にしようと相模湖まで運んだようですね。で、途中で一本落としたのが例の峠の一本だった訳だ…。だが死んでしまった手足はそんなふうにしたものの…生かされている状態の左腕には異常な関心というか執着を示すようになっていく…。

そしてあの8/31に木場たちを案内した後、保管された延命装置がある火葬場(木場が邪魔して寝てた場所)に行き…「物言わぬ禁断の密会を楽しんでいた」だが…それ以上のインパクトのあるもの…須崎が持ち出した匣入りの加菜子の頭部を見てしまい…須崎を殴り殺して頭部を奪い取り出奔した。して夜行列車で、出会った久保にまさに、匣入りの生きている加菜子の頭部を自慢げに見せたわけだ。

………幸せそうな雨宮の笑顔が幾らなんでもおぞましすぎる。

そして…最後で登場した男の話によれば…今も匣の中の加菜子は黒く干物のようになってるにも拘らず…狂気の世界に身を浸し、向こう側の世界に行ったままひた走る雨宮はどうやら登場人物の中である意味最も幸せ…な状態にいるようです。。。。

勝手に1人で雨宮が幸せを感じるのはいいですが……既に死んで随分たち干物のようになってしまったら、それはもぅ物かもしれないですが…でも、埋葬されずその中に頭部がと、思うとやっぱり何ともいえない憂鬱な気分にさせられるなぁ…。


■加菜子
一日はあの状態で加菜子は生きていたみたいに今回言ってましたよね…。

………自分は加菜子に感情移入する機会がここまでなかったんですけど、あまりに加菜子が哀れな人生だよなぁ…。

子供時代の光景を見る限り…陽子からも愛情は得てはいたんだろうけど…形は姉と信じ込まされた上での愛だし。母親といわれてた人(絹子)は、実は自分の旦那(美馬坂)を寝取った実の娘(陽子)から生まれた子である加菜子が憎くて仕方なかったから…病院に見舞いに行った時に首を絞め殺意を向けられたりしてたわけだよね…。

おまけに、世話をしてくれた雨宮から愛情を得て育っていたために…雨宮のことは変な意味じゃなく好きだっただろうけど…。その雨宮が狂気に走った状態で…一日、あの匣の中で生きてたら間違いなく加菜子も狂気の世界に入り込んでるよね…(汗)

事実、久保と遭遇した時の加菜子の「ほぅ」は完全に向こう側に行ってるがゆえに…久保をもそちら側に惹き込むだけの破壊力のある笑顔というか存在感になったんだろうしね…。

もし、加菜子が正気を保ってて悲しそうな顔や、泣き言を訴えてたら久保は…羨ましくはならなかったかもしれない……。

まぁ…狂気の世界に行ってしまってた加菜子はこの時点では、色んなものから解放されてある意味やはり幸せにはなれていたのかもしれない…。正気ならもっと哀れですもんね…。はぁ、だとしても…何ともいえない哀れな子には違いない……。


■久保

というわけで、今回のような事件を引き起こす殺人鬼に久保を変えた原因は…予想通り現実に列車の中で、雨宮から匣入りの生きている加菜子の頭部を見せられ…。「羨ましくなった」からでした。

ただ京極堂が言う久保も被害者との言葉や、あの時(匣の中の娘に出会わなければ)「気鋭の幻想作家として全うな人生を送ったかもしれない」との発言には正直、賛同しかねる部分があります…。

あのこの世のもではないかのような光景を見て久保は、今回のような事件を引き起こす殺人鬼に変わってしまう引き金になり、結果として魍魎に憑かれ狂気に走ったのは確かですが…同時に、間違いなく自己の欲求に従い連続して少女達をバラバラにし続けた張本人ですからね…。

それに、誰にでも一線を越えてしまう通りモノにあたる瞬間が訪れる可能性はあると確かに思いますが…それを、誰かの責任にすべきではない。

間違いなく、自分で一線を越え、自己の欲求に身を任せるがままにしたのは久保自身なんだから…。

魍魎、狂気、悪魔の声が聴こえた…色々言い方は変えれるでしょうが…最終的に一線を越えて自分で決めて殺したなら、その責任は間違いなく負うべきで被害者でもなんでもない。…と思います。

さて、でも「何度やってもうまくいかず」生きたまま少女を匣詰めにする事が出来なかった久保は、榎木津が渡した写真により…匣の中の娘が加菜子という名前である事を知り、その直後頼子から美馬坂と、研究所のことを聞き出してやって来た。


■美馬坂幸四郎

美馬坂は久保の希望に従って生体実験を行い、その頭部を匣に入れた。。。

これはまぁ久保が自分で希望したのも含めて予想通りでしたね。 

京極堂は美馬坂に多くの人の心に魍魎を植えつけてしまったというが…「勝手に関わってきただけだ」「医療行為だ」と自分の責任は認めようとしない…。しかし、そもそもこの研究に固執した根本原因は…絹子の病気を治すためというよりは…病気で醜くなっていく絹子を厭う気持ちをごまかそうとしていただけだと糾弾する。そこまで肉体を捨てた永遠の命に固執し…肉体を憎悪するのは何故だと…。

ごめん、この人の気持ちは感情移入したくないのであっさりいきます。

陽子が告白した後は…至福の千年王国とか何やら怪しい宗教家が口にするような事まで言い出してますし…。

で、最後は京極堂のシュ(漢字分からない)にやられて…というか要するにハッタリに負けて…逃げ出す。


■陽子
そんな美馬坂を懸命にかばう陽子は遂に、上でも書きましたが美馬坂が加菜子の父親である事…しかも自分が誘ったと告白するが…。浅ましい行為とはこれだったんですね…。

「日に日に醜くなっていく母がたまらなく嫌だった…父のせいではないのに…父をなじり蔑む母…だから父を慰めてやろうとした」なんかね…最悪です。

私は、この慰めを受け入れた父親が特に許せんが……。この家族の全てが個人的には不愉快過ぎてしまう…。

言わずに済めばこの人の魍魎がもう少しで落ちた…と京極堂は言ってたが…これも、本当だろうか…少し同意出来ないん…だけどなぁ…。

最後は木場を刺す陽子……。

木場は刺されるよりもっと、自分が事件の引き金になってしまった件やら…本気で好意を寄せていってた陽子の過去と現在進行形の心の状態を知って心の方がはるかに痛かったはずだから…死にそうにないしこれは…刺されてよかった(ちょっと語弊があるかもしれませんが)んじゃないだろうかと私は思う…きっちり自分の手で手錠をかけて自分のヤマを完結させたし…。
まぁ簡単に心の傷は癒えないだろうが…。


■終焉

最後は屋上で久保の頭部が入った匣を持って逃げ出した美馬坂が…久保に食い殺され…。その久保を陽子が殺して終焉を迎える…。

久保の頭部を何かに入れて花火にしたのは…意味不明(苦笑)でも、まさに狂気にとり憑かれ久保が屍を喰らう魍魎の如き姿の最後を見せたのは…ブラックユーモアにも感じる終わり方ではあるものの、ある意味非常に綺麗に上手くおさまった終わり方かな…。


■関口

8話で自ら単純作業に没頭し「憑き物を落としたかった、小さな魍魎を…」と語った関口ですが…。

京極堂は「やはりキミの魍魎が一番大きいようだね」と語ったように、最後までこの人の魍魎には惹きつけられました(苦笑)彼の中に眠る魍魎は見事です。

もぅ途中…笑う話じゃないのに…関口の発言と表情におもわず爆笑してしまった(苦笑)

でもただ笑っただけじゃないんだけどね…最後の関口さんの想像は…非常に深いシーンでした…。

ー荒涼とした大地を1人行く男(雨宮)ー「降りてしまわれるのですね 残念だな せっかくどこまでも行けるのに」列車を降り…名残惜しそうに見送る関口…。

降りる事ができて…そのまま、関口さんまで列車に乗って狂気の世界に行ってしまわないで本当によかったです…。

「それでも 私はなんだか酷く男が羨ましくなってしまった」…………。うん……。それも少し、分からなくもないかな…というか…。

「幸せになる事は簡単なんだ 人をやめてしまえばいい」
という京極堂の言葉は…妙な説得力を感じるし、ある部分真理だろうとも思う…。
でも、それだけが幸せを得る唯一の方法ではないと信じたい気持ちもどこかに、あるから…まだなんとか生きていられるという所もあるんだけどね…。

そしてこの場面でもう1つ思ったのは、そんな考えを抱いて生きてる京極堂だからこそ…普通の謎解き役の人物像とは欠け離れているんだろうなぁとも思いました…。

榎さんは…又いつものように脳内が見えたから場を外して、あそこに向かったんのか…最初、うんざりしてきて勝手に帰るのかと思ったよ(苦笑)


■全てを見終えて
このアニメはやはり通常のアニメの楽しみ方とは異なっていたような気がします。アバンの映像など「見て」楽しむ部分も、もちろんありましたし、作品全体に流れる独特の雰囲気も個人的には非常に好きでした。

でも、それ以上に耳で聞いた情報を、自分のない頭を必死に働かせて意味を掴む事に必死になったり、毎回伏線を見極めて展開を予想する事に集中し「予想する」事そのものをひたすら純粋に楽しんでいた気がします。

もちろん外れた箇所もありましたが、物語自体が簡単に先が読めるような薄っぺらなものではないからこそ楽しかった。

やはりこれは原作が凄いんでしょうね。でも最後に多分、私の言いたい事を分かってくださる方もいる事を期待して書きますが…見終えた後の爽快感は皆無です(苦笑)


これは作品批判ではなくて…。内容が色々重くてどっと精神的に疲れが出たというか……。


まぁ私が無駄に色々考え込む性質の人間だからというのもあるかもしれませんが(苦笑)

正直、大晦日に見たくはなかったかもしれない(笑)

まだ、消化しきれていない感じもあるんですが…とりあえずこれで終わりにします。

最後に最終回までかなり楽しませて頂いたこのアニメの制作に携わって下さった方々に感謝です。そして、このブログのやたら毎回、長くなる感想を毎回読んで下さった方々、TBをしてくださったブログ仲間の方々に本当に感謝しています。

そして、このアニメはコメントをしてくださる率が非常に高かったアニメの1つで本当にありがたい事です。コメントを頂けると、書き続ける励みになりますのでコメントを下さった方々有り難うございました(笑)

では、またもしよければ別の作品でもよろしくお願いします。


12話の感想はここ








| 08秋・魍魎の匣 | comments(16) | trackbacks(1) | pookmark |
スポンサーサイト
| - | - | - | pookmark |
コメント
面白かったのであれば、原作もお薦めします。
| 不明 | 2008/12/31 11:19 AM |
こんにちは、以前一度コメントさせていただいたkaiです。 遂に最終回!登場人物ごとの感想というのがまたラストに相応しい構成ですね♪ 今回も原作既読者としておせっかいな一言を言いに来ました(笑)。管理人さんが賛同しかねるとおっしゃった久保に対する京極堂のセリフ一連です。あのセリフは小説にもあるんですけど、シチュエーションが少し違いますし持たせてる意味合いももっと重いんです。 小説では久保の犯罪に動揺した関口君が「久保の半生がトラウマやら対人恐怖症やら色々悲惨だったから殺したんだ、いってみれば動機なき殺人サイコキラーか」云々の、珍しく無責任な差別発言をするんです。それを聞いた京極がとても怒って言ったのがあのセリフたちなんです…(もっと長いですが)。 殺人を犯した犯罪者を法律で厳正に裁くことは当然のことだが犯罪者に異常者のレッテルを貼って私たちの日常から遠ざけようとすることは、これも差別に他ならない。それでいいんですか? というようなことを作品通して問いかけられています。まあ説明が足りないと誤解される危険性がもっとも高いんですが…。 個人的にああいうところで怒る京極堂に人間としての優しさを感じますので、あのシーンが忠実に再現されなかったのは今回のアニメ化のほぼ唯一の私が残念に思ったところでした。 長々とすみません。 こちらの感想、毎週楽しませていただきました!
| kai | 2008/12/31 12:39 PM |
不明さんコメントありがとうございます。 他の方からも勧められていまして、是非機会を捉えてと思ってはいるんですが、仕事とブログの更新で中々あの厚さを見ると時間がないと思ってしまうんですよね(汗)
| テク(管理人) | 2008/12/31 1:01 PM |
kaiさんコメントありがとうございます。 もちろん覚えてます^^ 最終回も情報量が凄くて一体どう書けばいいのか迷った挙句こんな形になりました、おまけにまた乱文で(汗) おせっかいどころか有り難いです。 京極堂の久保へのセリフの解説は助かりました、ナルホドです。 私も書き足らなかったんですが久保が被害者というニュアンスの意味が全く分からなくはないものの…犠牲になった少女達を残虐に殺した事実へのフォローがないままに久保も被害者だとだけ言ってしまった京極堂に凄く納得がいかなかったんです(苦笑) でも、その前に関口からのそういう言葉があった上での返しなら理解できなくはないです。おかげで少しスッキリしました。 それにしても今回は随所に色々考えさせられる内容を含む重い話だったので、消化しきれないままの部分があって、もう少しじっくり考えないと自分の考えがまとまらない気分です(苦笑) 京極堂の人間としての優しさは小説を読まないと深い部分では確かに感じ取りきれないのかもしれないです。 関口に対する接し方(順番を考えてあげる場面)などに優しさを感じたり、木場への配慮などは分かりましたが…。 こちらこそ、読んで下さりコメントまで下さってありがとうございました。
| テク(管理人) | 2008/12/31 1:25 PM |
どうも、さとです。 京極堂が美馬坂にかけた「シュ」とは、「呪」のことです。陰陽師の彼らしい言葉の攻撃ですね。 最後の久保花火は私も意味不明ですが、画的な華やかさを狙ったものではないかと(笑) この作品、全体的に非常に楽しめたのですが、一つ気になった部分があります。それは、原作では「胸から上」と表現されている箱入りの加菜子が、まるで「頭部だけ」しか入っていないかのような描かれ方がされてた点です。 まあ常識的に考えて、心臓があるのと無いのとでは、「一日生きている」という言葉の説得力が違うと思うのですが。もっとも、美馬坂は今回「心肺は機能していた」と加菜子の状態を語っていましたが、原作未読の方々にどれほど伝わったか不安です。まあ、公式サイトのあらすじからしておかしいのですが。 何はともあれ、このブログの記事は非常に楽しませていただきました。 テクさんは、与えられた情報を整理して組み立てる能力が非常に高い方なので、原作既読者ですら舌を巻くような点が多々ありました。9話の記事を見た時は、「何、この人。千里眼があるんじゃね?」みたいに思いました。はずれた推理ですら面白かったです。もっと本編に笹川が絡んでも面白かったかもと私も思いました。 この作品を通じてテクさんのブログが気に入ったので、これからも時々覗かせていただきます。
| さと | 2008/12/31 3:10 PM |
さとさんコメントありがとうございます! 「呪」ですか!ありがとうございます^^; 久保花火は原作読んでても分からないんですね画的な華やかさと思うことにします(笑) 一つ気になった部分…あ、はい。そうですよね今回『心肺』という表現には気付きました。普通に考えて少なくとも一日生きているためにはやはり最低限、心肺は必要ですもんね。おそらく、これも画的なインパクトを狙ったのかもしれないですね…。 私もつい書きやすいので『頭部』とだけ書いてしまいました(汗) 『与えられた情報を整理して組み立てる能力が非常に高い方』←というのは、さとさん誉め過ぎです(汗) 振り返ると外れてる箇所も多々ありましたし(笑)本当に千里眼でもあればいいんですがw でも、はずれた推理ですら面白かったと言って頂けると好き勝手予想して書いてても良かったんだと思えて有り難い限りです。 おまけに、この作品以外でも時々覗きに来てくださるのは本当に嬉しいです。 何度もコメントしてくださり、ありがとうございました。今後もどうかよろしくお願いします。 では、良いお年を迎えてくださいませ^^
| テク(管理人) | 2008/12/31 4:22 PM |
年越ししてもいいから、もう少し長く 放送してくれれば原作の内容をはしょらなくて よかったかもしれませんね。
| | 2009/01/01 7:56 PM |
明けましておめでとうございます。 原作既読者として、自分も何点か気になった点があったのですが、その内の一点(頭部の件)については指摘してくれた方がいらっしゃったので、久保花火(笑)について。 実況掲示板などでは幾人か指摘してた方がいらしたのですが、あれはおそらく江戸川乱歩の『パノラマ島奇譚』のオマージュではないかと。 『パノラマ島奇譚』では、犯人が孤島に創り上げたグロテスクで幻想的な島の描写がひたすら続くのですが、終わりがけに突如探偵役が登場して、犯人の犯罪を暴いて幻想を解体してしまう。 観念した犯人の最後が、自分を花火で打ち上げて爆散するという壮絶なものなのですが、乱歩はそこを幻想的に描くのですね。 花火で爆散して幻想の一部となった犯人と、幻想の世界に生き続けた久保。 最後、花火のシーンがそのままテレビの映像に繋がるというメタ的な構成を考えると、久保花火は現実的な事実ではなく、現実と夢が交錯した幻想的なシーンと解釈した方が良いのかもしれません。 また「匣の中の娘」も乱歩の『押絵と旅する男』のオマージュだといわれているのですが、アニメスタッフはその話を知っていて意図的に久保花火を打ち上げたのではないかな〜、と。 蛇足ですが、次作では、京極堂が久保の葬式を神式で行う場面があるのですね。久保を打ち上げてしまったら矛盾が生じてしまうので(笑)、やはりあそこは幻想的な場面かな〜と。 以上、長文失礼しました。
| | 2009/01/02 2:52 AM |
1月 1日 (木) 19時56分にコメントを下さった方ありがとうございます。 私は1クールでも満足できましたが、仰るとおり原作の内容を十分満喫できる為にはやはり1クールでは短すぎたんでしょうね。
| テク(管理人) | 2009/01/03 12:07 AM |
1月 2日 (金) 02時52分にコメントを下さった方有り難うございます。 凄く内容の深い説得力のある解説ですね。 なるほど…久保花火には隠された、そんな背景というか意図があったんですね(驚) 江戸川乱歩は何作かは読んだ事があるはずなんですが全く記憶に残っていないような有様でして、当然全く気付きもしない点でした! でも現実と夢が交錯した幻想的なシーン…と解釈すると、そこまでの作品の雰囲気とマッチした素晴らしいラストだったわけですね。 うーん、深いですねぇ! なんか得したような話を聞かせて頂き有り難うございましたm(_ _)m
| テク(管理人) | 2009/01/03 12:16 AM |
あけましておめでとうございます。 いやあ、終わってしまいましたねぇ。 キャラのデザインを見た時ははどうなるもんかと不安に思ってたんですが、テレビアニメという制約の中で作られたことを考えるとなかなかの完成度じゃないでしょうか。 特に京極堂役の声優さん、シブい良い声ですね。 余談になりますが、『魍魎の匣』以外の作品でも関口巽は相変わらず得体の知れない何かに憑かれているように思います。私の中では、京極堂シリーズの真の主人公は関口ということになっていますので。。
| ベレッタ | 2009/01/03 12:44 AM |
ベレッタさん明けましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします^^ 遂に終わりましたね。アニメとしてはかなり私も高い完成度だったと思います。 京極堂の声優さんは確かに渋く、ハマってましたよね。 あれだけのものを見せてくれた関口さんが他の作品でも相変わらずなのは、確かに目に浮かぶ気がしますね…原作を読めばいいんでしょうが…他の作品も是非同じだけの高水準でアニメ化してくれる事を期待したい気分です^^; 真の主人公は関口…ホント今作でも存在感は他の登場人物を圧倒してダントツでしたから事実そうだと言われても、うなずいてしまいそうです(笑)
| テク(管理人) | 2009/01/03 5:29 AM |
すっかり明けてしまいました。 これまでに二度ほどコメントさせていただいた、くまです。 今更ながらのコメント、非常に恐縮です……。ご迷惑にならないことを祈ります。 終わりましたね、『魍魎』。 原作既読者……というより「原作信者」として、大変に満足させてもらえる作品になりました。今は匣(DVD)が欲しくてしようがないです。(笑) そんな視点から、管理人様の感想も本当に毎回、楽しみに読ませていただきました。 既読者として補足したいこと、そして管理人様の予想・考察に深く感心させられたこと、私の気持ちはすでに他の既読者の方々がコメントされているのと同じです。……ですから、ここでは割愛させていただきますね。(笑) 「難解で人を選ぶ」と評判になったこの作品の感想を最後まで書き続けられた管理人様に、お疲れ様でした。そしてありがとうございます。と申し上げたいです。 本年もまた、別作品の感想記事にお邪魔することがあるかもしれません。 その時にはどうぞ、よろしくお願い致します。 それでは……。
| くま | 2009/01/05 4:21 AM |
くまさん、もちろん覚えてますしコメント迷惑どころか本当にありがたく嬉しいです^^ 『魍魎』は間違いなくDVDとして保存しておきたい非常にクオリティの高い作品でしたよね^^ この作品は確かに難解な箇所もあり、感想を書くのに力の要る部分もありましたから、今回くまさんをはじめ原作を好きな方からたくさんコメントを頂けて励まされたおかげで最後まで、ひたすら感じたままに好きなように予想しながら自由に楽しみつつ書くことが出来たんだと思ってます。 だから本当にコメントには感謝してるんですよ(笑) ですので、ありがとうございますとまで言って頂き凄く嬉しいですが、こちらこそ本当にありがとうございました。と言わせて下さいm(_ _)m 来期はこういう小説を原作とするタイプのアニメはなさそうで寂しいです。 でも…はい、もしよければ、本当に是非他の作品でも機会があれば又コメントでお会出来ると嬉しいです。 その時にはこちらこそ、よろしくお願いしますm(_ _)m
| テク(管理人) | 2009/01/05 6:48 AM |
こんにちは。 さる縁で御感想、読ませて頂きました。 本当に加菜子ちゃんは気の毒でしたね。 視聴後に私の中で最初に感じたこともそれでした。 彼女は少し環境と歯車が変わっていれば、普通の聡明で綺麗な良家の子女に育っていたかもしれませんね。 それが自分とは関係のない所であらゆる人間達に人生メチャクチャにされた挙げ句、 死しても供養すらされずに、メンヘラ野郎の一方的な狂愛を受けるだけの存在にされてしまったのはあまりに不憫...。 大分状況や毛色は違いますが、BLACK LAGOON双子編最終話のロックの叫びを何故だか連呼したくなりましたよ^_^。 一方で管理人さんがおっしゃる、…ハコになった時点では加菜子も既に狂気に墜ちていた…という御考察を目にして、 納得すると同時に、私の中でも幾分か救いになりました。 貯め録りしていた分をやっと今日消化したもので、少々時期遅れなコメを申し訳ありません。 しかしながら、私も最終話での関口君の反応っぷりには爆笑でしたw。 あと、久保も被害者とした京極堂の発言には賛成しかねる主旨の御感想.....いいですね。 管理人さんの義憤を感じます。
| マノウォー | 2009/01/12 4:36 AM |
マノウォーさん初めまして。コメント有り難うございます。 これはやはり全て見終わると、加菜子が非常に可哀相になりますよね。 嫌な事ですが…どうしようもない歯車というか、自分の力ではあがいても変えようもない悲惨な環境は存在してるとは思いますが…。 前半の不思議発言もおそらく加菜子なりのあがきというかもがきだったでしょうし…。 仰るとおり、少し環境と歯車が変わっていればきっとそうだったでしょうね。 それが死しても一方的な狂愛を受け続けるだけの存在にされて、そのまま彼は裁かれないまま…自分だけが幸せの世界に居続ける…何かやはりスッキリしないものは感じますよね(苦笑) >BLACK LAGOON双子編最終話のロックの叫び…。 これはすみません見てなくて分からなかったです^^; それから加菜子も既に狂気に墜ちていた…と考える事で若干の救いを感じるしかないなぁ…と思って書いたんですが、だからといってやはり気分が晴れる事ではないんですが、仕方ないですね(汗) 関口君には感情移入する箇所もあるんですが、さすがに最終話の反応は視覚的にもインパクトが強くて笑ってしまいましたよねw 義憤なんてものを感じられるほど自分自身善良だったり大層な人間じゃないです…でも見た直後は、いつもただただ感じたままに書くようにしたいなぁとは思ってますが(汗) コメントの時期遅れは全然かまわないです。この作品に限らず見る時期は人によって違ったりしますから、過去の感想でもコメントを通して反応して頂けるのは嬉しいです(笑) 有り難うございました。
| テク(管理人) | 2009/01/12 7:48 AM |
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://kokorotekutek.jugem.jp/trackback/200
トラックバック
(アニメ感想) 魍魎の匣 第13話 「魍魎の匣、あるいは人の事」
魍魎の匣 第二巻 [DVD]クチコミを見る 美馬坂の研究所に、今収まっている意識の主が久保だと告げる京極堂。関口ら全てが部屋の中を見回す中、京極堂は、ごく普通の若手の幻想作家だった久保を殺人鬼に変えた原因を明かし始めた。養母の葬式に出るため夜行列車に乗った久保..
| ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人 | 2008/12/31 11:45 AM |
IHクッキングヒーター

返信とか近況とか一言感想

アニメの方は、毎期視聴本数が減っています。。。

yutanpoさんへの拍手コメ返信
自分ではいつも「あーもっと上手く伝えられたら…」と思いながら書いているのですが、褒めて頂いてありがとうございます。
確かに、指の組み方は左親指が上、腕の組み方は右腕が上です(゚□゚;)!
「CLAYMORE」アニメの方は分からないですが、数年前に友人宅で何冊か読んで、その時「面白そうかも」と思ったのにそのまま放置していました。完結したんですね、近いうちに購入して読んでみます。

最近の記事

PROFILE

コメント等歓迎ですが返信はかなり遅くなってしまうこともありますm(__)m



↑拍手コメでのコメントも送れます

管理人へのメールはここ

利用サイト

BlogPeople
 
 

CALENDAR

S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
<< June 2017 >>

CATEGORIES

MOBILE

qrcode

SEARCH



当ブログで感想の補助・引用目的で使用している画像の著作権は全て各制作・放送関係者に帰属します。

SPONSORED LINKS