<< 機動戦士ガンダム00(2nd)11話「ダブルオーの声」 | main | 古代の呪詛が現代に蘇る >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | - | - | pookmark |
喰霊−零− 第11話「運命乱(うんめいのみだれ)」

第11話「運命乱(うんめいのみだれ)」


先回愛する者を、怨霊と化した呪縛から解放し救ってやれなかったばかりか、結果として友をも見殺しにする事になった紀之は…辛辣かもしれませんが、今週は完全に己の弱さ後悔の念に押しつぶされ尻尾を垂れた負け犬の如き状態に……最終的に黄泉と対峙するのは神楽でしかありえないのは分かっていますが…せめてラストにその戦いの場に行って見届けようとするぐらいの”けじめ”はつけてくれるのでしょうか…。


それがないままに、ラストを迎えたらあまりに紀之は…情けなさ過ぎる。
(なんかねぇ…紀之が嫌いと言うより…哀しいんですよ……なんとか、せめてけじめをつけて欲しい黄泉のためにも自分の為にも…)



一方紀之とは異なり怨霊化した者は例え誰であろうと容赦せず退治する覚悟を抱いていた者たち、雅楽、室長、秘書、ナブー兄弟の一人がことごとく亡きものにされてしまう……そして、当の殺害者黄泉は時折理性が戻り呵責と心の痛みに襲われながら自ら死ぬ事さえ許されないという…まさに全ての面で救いのない鬱展開…。



では、いつものようにここからは詳細感想です。
とはいっても、すでに何かを予想する段階はとうに通り越し、後はただただ見届けるしかない状態なので非常に書き辛くなってはいるんですが…。


あ、今期一番好き(凄い)な作品なのは変わってないですけど…。



目障り…憧れ
「迷いなんか全て消えたわ」と先週のラストで語ったとおり、意識の大半が殺生石に支配され怨霊と化し九尾の狐の怨念と同調しつつある状態の黄泉は…。


雅楽に対して「最強の霊獣・喰霊白叡(びゃくえい)を継承する土宮の家柄が目障りだった。なのに…それを私は憧れと勘違いしていた
と言いきりましたが…これもまたなんだか、非常にやるせなさが募る一言ですよね…。


もともとは勘違いではないと思うんです。
そうではなくて、1つの感情自体にも表と裏があって憧れと目障りもまさにその表と裏…。



どちらも対象となるものをある意味見続けてる状態…一方は強く心惹かれ見続け、一方は邪魔で不愉快極まりなくて他に目がいかなくて見続けてる状態…少しのバランスの違いでどちらにでも転じてしまいそうな感情だと思うんですよ…。



愛情と憎しみにしてもそうですよね。
だから、ちょっとした加減で表にも裏にも転じながら生きている…でも大抵は自分である程度制御したり後悔しながら裏一辺倒ではなく、表の部分と裏の部分のバランスを保っているからこそ何とか人間として生きていける。
そりゃ、バランスを保つ事にストレスを感じる時もあるけれど…でも、例えば憎しみだけに凝り固まって負の感情だけに縛られて生きてる時の、ストレスや苦しみを考えればその状態は言葉では表せないほど苦しいですよね…。



でも、黄泉の場合はまさに怨霊と化して…完全にその裏の部分だけを増幅され偏らされてしまっている状態だから、ただただ人間の負の感情だけを見せて嫉妬や憎しみをあらわにし…殺戮を繰り返す事しか出来なくなっている…この状態はやはり全く自由のない醜さ苦しさで…例え今の黄泉は通常は理性が眠らされてるような状態だとしても…心の奥底に残る人としての心、魂は苦しんでいるだろうと思うとやはり見ているのが辛い…。



そして、せっかく拘束されてる状態の黄泉に刃を向けられない神楽を嘲笑う笑みも、娘を庇う為に隙を見せた雅楽を嘲笑う笑みも…黒さと醜くさと残虐さを合わせたなんともいえない表情で…黄泉に感情移入してきた自分が見てても…目を背けたくなるような逆に引き込まれそうな何とも表現し難い邪悪さの表情です……。



そして
自ら死ぬ事さえ出来ぬ苦しみ

冥の時同様、殺生石と人の心が戦うのか…時折戻る理性が、黄泉にその苦しみを実感させる…。



そして理性が戻った瞬間に…自ら命を絶とうとしながらも、殺生石の力に撥ね返されて…死ねぬ黄泉…。



「自分で死ぬ事も叶わない」と力なく涙する黄泉が哀れ過ぎて…心底、紀之に殺して欲しかったであろう黄泉…。ホント早く殺して楽にしてあげるしかないんだよこれは……。



でも死闘中はもはや間違いなくカテゴリーA 

黄泉と超災対策室の面々との戦いは壮絶さを極めましたね…容赦ない殺戮の応酬…。



室長の神宮寺菖蒲はどうやら、自分の結婚相手か婚約者かまさに自分の愛するものが過去に…おそらく怨霊化したために殺害した経験を持っていたようで…「冥府魔道に堕ちた者は誰であろうと容赦しない」と言うその覚悟は半端じゃなく…そして、想像をはるかに超える強さ!


いやでも、この容赦のない覚悟がこの場合はもぅどうしても必要ですよね…本当に愛するなら余計にこの容赦なく殺すように思える覚悟が必要だよ!!
(残念ながら…負けてはしまったけど…)


さらには秘書の二階堂桐の方も予想以上に容赦のない攻撃を見せるものの…殺生石を取り込んだ黄泉の強さは倒したと思っても、倒したと思っても死んでいない半端ではない強さで…ついに………。


息も絶え絶えの桐が「室長…黄泉は…」との言葉に…
「呼んだ?」
と答える黄泉が(汗)
さすがの室長も冷や汗が全身から噴出してましたが…確かに、これは背筋が凍るよ…(汗)



そして…この二人以外にも…
乱紅蓮(らんぐれん)の餌食になったのが…ナブーさん…。



その頃神楽は
雅楽の想い…そして神楽の選ぶ道は

死を迎えようとしている直前に雅楽の想いを知る神楽…。


「土宮に生まれたものは喰霊白叡を継承する定めにあるが…白叡を使役するものは長生きできない…(でも)お前には母のように短い命で終わって欲しくなかった、少しでも長生きして欲しかった…その為には強くなるしかない…少しでも早く成長して欲しかった(だから厳しくしていたのだと)」
まぁ…これはねぇ…この父親の場合、そうだろうというのは見えてましたけど…。
この育て方は結果としては問題ありだったと思うんですよね。



剣の腕と言う面では強くなっても…ずっと書き続けてきたように神楽は精神的な面では「甘さ」を見せ続けていて…それは「父親から言い聞かされてきた使命、押し付けられた覚悟しかなく…自分自身の信念、自分で考えて自分の意志で受け入れてないから」だったわけですからね…。



厳しさ怖さで押さえつけるだけでなくて、もっと早くに今回のような話が出来てて神楽が自分で選ぶ、自分で考え決めるように持っていけてたら…。
黄泉との関係も違ったものだったかと…。
まぁ親子関係なんてそんな簡単じゃないだろうけど(苦笑)



でも、死の直前ようやくそれが出来たゆえに…。
黄泉と対峙する覚悟が出来たんだろうね…今までの神楽には到底出来そうになかった覚悟が…。


死の間際の言葉は想像以上に力があるというか重いし…ね。
全て忘れるのが一番楽な方法…だが…本当に強くなるなら全てを背負え…人として人を守るなら…想いを捨てるべきではない、それがどんなに辛い思いであっても…どちらを選ぶかはお前が選べ

殺生石と喰霊白叡を受け継ぎ…。

気を静めて…出かけようとする神楽の、その表情は明らかに変化してるように思えます。。。


さて…いよいよ
「愛するものを、愛を信じて殺せるか…」ですよね。


12話の感想はここ


10話の感想はここ


| 08秋・喰霊−零− | comments(2) | trackbacks(1) | pookmark |
スポンサーサイト
| - | - | - | pookmark |
コメント
>自ら死ぬ事さえ出来ぬ苦しみ  いやーあそこが一番きつかったですね・・・。   >育て方は結果としては問題ありだったと思うんですよね。  結果的にね。辛いですけど。  それも黄泉が優しく育てすぎちゃったのが・・・。  この仕事なら同僚が悪霊になることは、珍しいことではないですからね。黄泉の意思が生きてくるのは原作になってからですし^^;
| 荒野の旅人 グレード | 2008/12/15 12:40 PM |
荒野の旅人 グレードさんコメントありがとうございます。 最後まで見届けるしかないんですが、心情を想うとキツイ場面がホント多いですね; 親子関係以外にも全て結果論でしかないのかもしれませんが…小さなボタンのかけ違いが重なり重なり現状の悲惨な結果を招いてしまってますから…見ている側はそういう箇所にたくさん気付かされて…余計に切なくなります^^;
| テク(管理人) | 2008/12/15 11:08 PM |
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://kokorotekutek.jugem.jp/trackback/184
トラックバック
喰霊-零-:11話「運命 乱 -うんめいのみだれ-」
【喰霊-零-:11話「運命 乱 -うんめいのみだれ-」】の感想です。
| FF11とアニメな日々 | 2008/12/15 8:39 AM |
IHクッキングヒーター

返信とか近況とか一言感想

アニメの方は、毎期視聴本数が減っています。。。

yutanpoさんへの拍手コメ返信
自分ではいつも「あーもっと上手く伝えられたら…」と思いながら書いているのですが、褒めて頂いてありがとうございます。
確かに、指の組み方は左親指が上、腕の組み方は右腕が上です(゚□゚;)!
「CLAYMORE」アニメの方は分からないですが、数年前に友人宅で何冊か読んで、その時「面白そうかも」と思ったのにそのまま放置していました。完結したんですね、近いうちに購入して読んでみます。

最近の記事

PROFILE

コメント等歓迎ですが返信はかなり遅くなってしまうこともありますm(__)m



↑拍手コメでのコメントも送れます

管理人へのメールはここ

利用サイト

BlogPeople
 
 

CALENDAR

S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< May 2017 >>

CATEGORIES

MOBILE

qrcode

SEARCH



当ブログで感想の補助・引用目的で使用している画像の著作権は全て各制作・放送関係者に帰属します。

SPONSORED LINKS