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ミチコとハッチン(最終回) 第22話『ありのままで走れ』

第22話『ありのままで走れ


ようやく再会したヒロシが語った言葉…。

『なぁ…どうしたらいい』

ずっと追ってきた女性と、自分の娘を前に口にしたこの言葉がヒロシのダメさの全てを実によく表していたと思う(苦笑)

追い続けたミチコもこの言葉で、目を背けたかった現実に目を向け完全に決着をつける事ができ…徐々に比重が大きくなっていたハッチンこそが一番だという気持ちを強く確信出来たのではないだろうか…。

それが『ハッチン…キレイさっぱりしたら(二人にではなく)”お前に”会いに行く。それまで笑ってサヨナラだ』という言葉に繋がったのでは…。

そして二人が別れる前にハッチンでさえ見たことがなかったミチコが料理を作る場面は…最後に、その滅多に作らない料理をハッチンに食べさせる事で、血は繋がっていなくても本当の母親である事を二人は改めて確認し合えたように感じました。


■大人になったハッチン
子供を背負い、明るくたくましく生きる母親になっていたハッチン…。以前よりも、よく喋り、よく笑うようになったねハッチン。

それにしても子供の父親とは三ヶ月で別れたそうですし…ミチコと同様男運は良くなさそうです(笑)

それに、ミチコが戻ってくる事を確信し鼻血を流す姿といい…ありのままに生きる姿や…あの行動力…ミチコとは血は繋がっていなくても…二人で共に旅をし、深く結ばれた絆は遺伝子以上の繋がりを感じさせ、最後の最後まで驚くほどのそっくりさ(笑)

そう…一時的に希望に燃え家族愛を熱く語りながら結局、新しく出来た恋人と去って行った、初めから一度も繋がりのなかった、遺伝的な肉親のヒロシとは対照的に…。

今度は何処まで行こうかミチコ……。

うん、いい終わり方だったと思います。


■全てを見終えて

『ヒロシ!そいつといりゃあ ぜってぇ元気になれる ゼッテぇーだ!』
ミチコがヒロシと別れる際に語りかけた言葉は、ダメヒロシには結局通じなかったのかもしれないけれど…視聴していた私はハッチンから確かに元気がもらえたかも知れない。


少なくともハッチンの魅力は十分感じ堪能する事ができた。


そして、確かにこのアニメは個性的で毎回テンションが異なる部分があって、正直個人的に凄く楽しめる回とそうではない回の差も大きかったとはいえ…最後まで見続けてよかったです。


色んな面で中々印象に強く残るアニメでした。この作品は途中で個人的な事情で感想を続けられなくなり、抜けた部分もあって、かなり変則的な感想になってしまい…もし続けて読んでくださっていた方がいたらスミマセンでした。そんな中TBでお世話になったリ、読んで頂けた方に感謝してます。もし良かったら他の作品でもよろしくお願いします。


21話の感想はここ






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ミチコとハッチン 第21話『狂い咲きラストワルツ』

第21話『狂い咲きラストワルツ


ハッチンが持ちかけた取引に応じる形で行動を共にして来たサトシだが…当然子供のハッチンがついた嘘は知った上で行動していた。

おそらく最初はヒロシへの多少の想いと…気まぐれが手伝ってハッチンの申し出にノってやろうとしたに過ぎなかったんだろうと思う。

でも行動を共にするうちに…ハッチンの魅力に惹かれていったんだろうね…。
勿論変な意味ではなく…こいつはなんてガキだという新鮮な驚き…一緒に居るとどこか楽しい、元気になる、どこか守ってやりたくなる…力が貰える…そんな気持ちが…。

多く語らなくても二人の会話が…その際に見せる…あの凶暴な男の柔らかい表情や、驚き、緊張を解いた表情や笑顔が魅せる。

『このサトシ・バティスタに刃向かえるのはお前だけだな』

『いいか チビ あの女は終わりだ 独りで生きていく強さを覚えろ』

『ちっとも強くなんかないから!』

『嫌です ミチコが待ってます』

『…ホント いい女だぜ』

そしてそんな…いい女のためには身を投げ出したくなる…例えガキでも…そんな感じがした…。

そして…サトシは…ハッチンを庇い銃弾に倒れる…。

でもここまで底辺を歩き、何人も殺し騙し裏切り裏切られる世界を歩いてきたサトシの末路は、こんな綺麗ごとの描写で終わらせる事なく…さらに非情で哀れな末路を迎える…。

ここで綺麗に死んでいくのではなく糞の様に踏みにじられ…無残に街の片隅で果てる…この辺がまたこのアニメらしいですね…。

後味は決してよくはないし…なんともいえない思いにさせられるけれど…当然の末路で仕方がないともいえる。

一方、張り巡らされた捜査網がよりいっそう厳しくなるばかりの状況を掻い潜り…悪徳警察官の罠も待ち受ける中…再びハッチンとミチコは再会し、久々にミチコの胸で感極まった…でも、結末を予感し不安げな表情を浮かべるハッチンの顔が引き込まれる…。

最後はどうなるのか…。


22話の感想はここ


18-20話の感想はここ


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ミチコとハッチン 第18-20話

体調不良で感想作品の本数を減らさざるを得なかったので、書けてなかったミチコとハッチン…もぅ放送は終了してしまったんですが、簡単にまとめて何回かにわけ最後までなんとか感想を書きたいと思います。



第18話『あかんたれの弾道サンバ』



追いかけても追いかけても逃げ続けていく…ヒロシ。
ついにハッチンはここまでも漠然と感じ続けていたヒロシの本性を、完全に悟ったかのような心の声を語り始める。

『(ヒロシは本当に逃げているだけ)…ヒロシはそんな奴なんだ』
『多分ヒロシは私たちのことなんて考えていません。そういう奴です』


周りから聞こえてくるヒロシの評判もダメ男的な声ばかり…お金を持ち逃げした…捨てられたんだよ…。

それでもハッチンはそんな声を耳にし、塞ぎこんでしまうミチコを見て…いつもの事なんだ…と思いつつも『あたしミチコの笑顔が好きだ 絶対に取り戻してみせるミチコの笑顔を!』と歯を食いしばり…驚異的な根性と健気さ、そして何よりもミチコへの思いからくる必死さをフルに見せて車に撥ねられても…警察に追われても…ある一人の男を追いかける。

そしてついには覆面をし、ガラスをぶち割って、その男の部屋に侵入する…。

それもこれもただただミチコに笑顔になって貰うために…。

そう、ヒロシとつながりがあるらしいと思えたある俳優の男にミチコに電話をかけ『ミチコの事をヒロシが話してた…大事な女がいるって言っていた』と嘘をついてもらうためだけに…。

もぅね…泣けるよ…やってることは無茶苦茶なんだけどさ、この必死さとミチコへの想いの強さ…ただ笑顔になって欲しいがため走り泣き叫ぶハッチンの魅力が炸裂した回でした。



第19話『はがゆい遮光のバタフライ』

この回はアツコとミチコの複雑で愛憎入り混じった…それでも熱い友情が見られた回でした。

ミチコとハッチンが乗っていた貨物列車に姿を現したアツコは、ミチコの逮捕を止め…国外に逃がしてやると申し出てきた。

『気付いてんじゃないの!別の道を行った男と今更上手くいわけがないって。一番よく分かってんだ!何かに裏切られた時お前はすぐに駄目になる』

それでもアツコの申し出を受け入れられないミチコの想い…。
『だったら分かってんだろ…私はいくぜ 行かなきゃだ 心配なんてイラねーよ ここまで来れたんだ アイツとゼッテぇー笑って見せる』

徐々に…ミチコも変化し…自分のためだけでなく、ただ最後にハッチンと笑う結末を見るために会わなければ行けないという気持ちに変化していますよね…。

でもこの回はとにかく……子供の頃から共に孤児院で過ごし、誰よりもミチコのことを知り、憎み嫉妬し憧れ大好きだったアツコのミチコへのとても言葉では言い表せない熱い想いが凄く伝わってきてかなり胸を打ちました……。

『お前なんて会わなければ良かった…忘れてやる何もかも…』
と背中を向け泣きじゃくるアツコの顔がまた…なんともいえなくてね…。

最初の頃はまさか…アツコにこんなに感情移入できる時がくるとは思ってなかったですよ…。

一方その間に…ハッチンは車内で思いがけずサトシと遭遇してしまう。しかもサトシの命を狙うシンスケが列車を襲わせ脱線してしまい…ハッチンはミチコを守るため交換条件を提示してサトシと行動を共にする事になってしまう。

そう…またもミチコとハッチンは離れ離れに……。



第20話『みな殺しのランデヴー』

かつてサトシとシンスケがぶっ潰し廃墟と化した街にやってきたハッチンとサトシ…。
目的はそこでシンスケとの決着をつけるため…。

犯罪組織のボスの座を奪い合い、騙しあい罵り合い、殺しあう関係となってしまったこの二人の関係も愛憎が入り混じってたんだね…。

過去に交わしたシンスケとの会話を思い出すサトシの顔は寂しそうで…。
でも、一対一の果し合いには応じないシンスケたちの襲撃を遂に…たった一人で返り討ちに遭わせたサトシは…。

過去に交わした、当時は他愛無く笑いあった言葉をシンスケに無理矢理させ、かつての言葉どおりに実現できれば許すと約束する…。

でもそれは…当然できる訳もない行為で…息絶えるシンスケ…。

『お前ならやれるよ…起きろ…お前ならやれるんじゃねーのかよシンスケー なんだよそれ おめぇよー』

諦めきった寂しげな顔で物憂げに残虐な行為を実行に移しつつも…それでも一縷の期待を抱いていたサトシの…過去に縋ろうとする行為が…この男の虚勢と弱さと脆さを垣間見せて人間味が垣間見えてました…。

それに、ハッチンに語るヒロシについて語るときの表情が、まるでミチコがヒロシについて語るときと同じものを思わせる…そんな描写がありましたが…。

二人とも置かれていた環境のハードさゆえに…一定の安らぎを与えてくれたヒロシに、自分でも知らないうちに救いを求め…そうしているうちに自分の中で、虚像を作り上げていってしまったんだろうなぁ…。

それがもしかするとヒロシには重荷でもあったのではないだろうか…。

(ジャングルに囲まれた町に左遷されたアツコがミチコへの想いを新たにしたり、ハッチンが初恋を経験したり、ヒロシの不実さが明らかになったりとした13話から17話までは感想は書けてません)


21話の感想はここ


12話の感想はここ


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ミチコとハッチン 12話「煉獄108℃のテレパシー」

12話「煉獄108℃のテレパシー」



このアニメはホント毎回作品自体が放つテンションが大きく変化する作品ですね。もちろん常にミチコとハッチン二人の精神的な成長と絆の形成という一貫したテーマが流れ続けてるのは感じれますが…。

今回はとことん上手くいかない二人の人生の一コマに哀愁を感じると同時に、登場する人物達(情報屋、心霊療法師デウス、農園の主など)を通してこの社会に蔓延してる大人の汚さや愚かさを強烈な皮肉を含めながら描いていて、個人的にはそうした様子を感覚的に感じながら結構楽しむ事ができたかな…(苦笑)


■ハッチン
子供なりに精一杯もてる力と頭を使い…ミチコのために懸命に動くんだけど…全てがうまくいかない。

まずは高熱にうなされるミチコのために仕事と医者を探そうと情報屋に頼るが歯がボロボロに抜けた明らかに怪しげな情報屋…。

まぁ情報屋なんてのは元々怪しいものだとしても、幼いハッチンにその情報の真偽を見極められる眼力も、真の情報を駆け引きで引き出すだけのしたたかさがある筈もなく…紹介された医者は街の者なら誰もが相手をしなくなった男だった…。

その男は自らを神と名乗り心霊治療を施す明らかに怪しい男デウス。
さすがに、ハッチンも疑うんだけどね…他に道はないように思えてそのまま頼ってしまい、そのうえ金銭面でも弱みに付け込まれることになる。

紹介された仕事先でも結局役には絶たず…当然のように一定の仕事をした事に対する同情などはこれっぽっちも示されず、金銭を払って貰えないハッチン…。
騙し毟り取れる弱者と見れば子供だろうが容赦なくとことん食い物にしようとする輩に、分かっていても追い込まれざるを得ない境遇にいるハッチンが、それでも健気に精一杯背伸びをして頑張ってる姿と相まって何ともいえない気分になります。


■最弱のハッチンを搾取する側も…同様に…。
同時に、ロクでもない情報をつかました情報屋の男の人生はあの歯がボロボロに抜けた顔に垣間見えるし、ロクでもないインチキ心霊治療をして見せた男は街の者からは鼻つまみもので相手にされていない存在だし、農園の主は酒に溺れてる様子が垣間見える上に…車で子供を轢こうとしたりハッチンへの扱いなど人間にはなんの感情の暖かも示して見せないのに…愛犬の頭は優しく撫でて見せたリする…。

こんな風にハッチンを搾取する側の背景も細かくシニカルに切り取って描ききる方法はこの作品独特の、癖のある描き方でその辺りが個人的には相変わらず見続けてる理由の一つでありある種の魅力なんだと思いますね。



■一方、ミチコは

相変わらず感情のままに直感的に生きている典型のような人なので…上手くいくときはそれが見事にハマるものの…。

今回のように弱ると子供そのものの情けなさぶり…(苦笑)

医者に行きたがらず布団に潜り込み…喉が痛いからと隠れてビールで喉を潤し…煙草も隠れて吸い続け…まぁ、なんだろこの辺は共感できる部分も多少あるんですが…(苦笑)

でも、前にも書いたけどミチコは擦れた人生を送っているにしては用心深さも人を疑うという面での直感力も不足してますね…。
「あの医者すげー」て関心してるし…この辺はハッチンなら仕方ないにしてもアンタまで騙されるなよ(苦笑)



その上、病状が悪化し意識朦朧のミチコは新聞にヒロシの姿を見る。しかもその横には見知らぬ女が一緒に映っている……。


  • さて、ここはどう判断すべきでしょう…。
    今回のタイトルからすると、摂氏にすると40度以上の高熱が出てのテレパシーという事は…この新聞自体もミチコの見た高熱ゆえの誤ったテレパシーが働いた結果…幻覚を見たという事でいいんでしょうか。


    まぁ、その後のテレビに出てた男女がヒロシに見えたり…道路での摩訶不思議な光景の方は間違いなく高熱ゆえの幻覚なのは確かですが、新聞の方だけは若干真偽が判別しにくかったんですよね…。
    でも、その後のフォローが何もなかった事からすると新聞の方も単なる高熱の影響と捉える方が自然かな…(苦笑)


さて、ラストのハッチンにしきりに言い訳しようとするミチコの弱った姿を見ながら…怒っていないと答え手を握りつつ、ミチコに優しく接してあげるハッチンを見ていると間違いなく又一段と二人の絆…互いへの想いは強まりましたね。

そして、途中自分がまだまだ子供で弱い立場である事を痛感させられ…「私はバカだ大バカだ」と涙したり…思うままに衝動を爆発させ粗暴に振舞った後…我に返り『私すごく野蛮だった…』と自分自身の一面に唖然としたハッチンは、自分自身を知り確実に成長の階段を一段一段懸命に登ってる気がします(笑)

ただ…ミチコは今回は別に成長してないね…(汗)


18-20話の感想はここ


11話の感想はここ


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ミチコとハッチン 第11話「どしゃ降りスタートライン」

11話「どしゃ降りスタートライン」


放送自体が久しぶりですし、元々少なかった感想を書いてるブログが一段と減ってしまってる気もしますが、なんとか最後まで書き続けますよー2クール作品です^^;

今回は非常に分かり易い和解のための展開だったわけですが、おかげで見てる分には久々に軽くて心地よく楽しめた気がします。
(ちょっと見ながらピノッキオ<ピノキオ>のパクリか!と、ツッコミを入れたくもなりましたが/苦笑)
まぁ再びミチコとハッチンが合流しましたし再スタート、まさにタイトルどおり再びスタートラインに立ったという感じです。

当然元のスタートラインではなく『雨降って地固まる』て感じで、揉めごとが起こった後の和解なので、かえって以前よりも二人の関係は良い状態へと一歩前進した感じですね。



■迎えに向かうミチコと待ちわびるハッチン
わざわざ書くまでもなく、二人は決して本心から離れたいから別れた訳ではなったわけで…。

ミチコはハッチンを迎えに行く為、必死にサーカス団の後を追っていた。

一方のハッチンはリタと共に過ごすサーカスでの日々をそれなりに楽しんではいるものの…ミチコへの想い自体は募る一方で…1人になった後、ミチコが自分の料理を誉めてくれる様子を思い描きながら真似をしてみせ…寂しさを感じる。



■それでも中々素直になれない二人

迎えに来てくれたミチコのバイクの音を耳聡く聞き分けた辺りからも分かる様に、本心は嬉しくて仕方がないはずなのに…それを表せないハッチン。

一方素直に喜んでくれずに、憎まれ口を利くハッチンに…ミチコの方も素直に迎えに来たとは言えず…。
「楽しくヨロシクやってんのか見に来ただけだぜ」と言ってしまう…。

それに対して、またもやハッチンの反発をくらい売り言葉に買い言葉はエスカレートしていき…。
「あんたなんか大っ嫌い!」
「あーそーかいだったら行けよ!」

と心にもない言葉でハッチンはその場を去り、ミチコは頭を抱えるという展開に…。

ハッチンが自分から出て行った時にも書きましたけど…
ハッチンはミチコの自分への愛情確認を求める気持ちも無意識の内に働いて自分から出て行ったはずなので…とにかく、はっきりした言葉が欲しいんだろうね。
『自分を愛してる。自分を大事に思ってくれてる。ホントにこの人と一緒に自分は居てもいいんだ』と思える確証となる態度や言葉が…ね。


■深まる絆
その愛情確認を得られたこの場面は、必死にお互いが助け合い、お互いがお互いを守ろうとする姿が見られて良かったです。

まだまだ見る目のないハッチンは喧嘩の際に「ここのミチコさんは優しい」などと言っていた訳ですが、笑顔を振りまいていたそのサーカス団の女団長マダム・ミチコは実は子供を裏で売り飛ばしていた悪党で気球に乗って逃走を図る…。

その気球を必死に追いかけ嘘偽りのない真っ直ぐな目で
『てめぇのミチコはあたしだけだ!覚えとけ!』
と叫んだミチコの言葉はさすがに、不安や反発で素直になれなかったハッチンにとっても自分へのミチコの愛情を信用しようと思えるに足る行動と言葉だったようですね。

麻酔銃を撃たれたミチコがもうもたないと分かると、自らも飛び降りミチコを抱きしめて一緒に海に落ちながら
『ミチコは私が守るんだ 大丈夫絶対離さないから』
ここは、ちょっくら感動しちまったよ、この子のこういう大胆さは気持ちいいね!

ただ…ハッチンの様に、親の愛情を全く知らずに育ってしまうと…この瞬間、瞬間は確かに安心させられて、ミチコとの切れ様もない強い絆を感じられてるんだけど、どうしても又すぐに不安になってしまうんですよねぇ………。
だからきっとハッチンはこれからも、何度も何度も、自分への愛情確認をしないと不安になるとは思います…


でも、こういうことの繰り返しを重ねるうちにこの子ならきっと強くなれるかな…。
言葉がなくても安心して傍にいられるように…例え、傍にいなくても安心できるように…。



■友情

リタの笑顔もハッチンに負けず劣らず魅力的でした。

対照的なこの二人が共に過ごしていく事で、互いに新鮮さや刺激を受け友情もかなり深まっていたようだし…見ていて心地いい関係だったので個人的な希望としては、もう少し見てたかったですが…。

でも、別れ方もいい感じでした。
又再登場してくれる事を期待したいです…。



■再出発

さて、海に落ちた後、助かった二人…特にハッチンは相変わらず素直ではありませんが…。

それでも間違いなく二人の関係はさらに前進したようです。

ミチコの笑顔がどんどん母親らしくなっていってる感もありますしね…。



■その他
そういえば、ミチコの危機を救ってくれたアツコの方は例の部下の内部告発にあって危機に陥ってるようですね…ま、個人的にはあまり気にしてないというか関心が薄いんですが(汗)
そして、マダムを追い続けた事件記者ダニエラも最初は単にでっち上げを企ててるだけかと思いきや…まぁある程度根拠があったゆえの、あの粘りだったのかな…(苦笑)

あ、それとカンガルーに殴られたハッチンが妙に可愛くて笑ったよw

では又来週です


12話の感想はここ


10話の感想はここ


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ミチコとハッチン 10話「ハイエナどものカーニバル」

#10「ハイエナどものカーニバル」


うーーん。相変わらず細かい心情描写が描かれてはいるんですけど…個人的にはサトシをあれだけ堀り下げられてもあまり興味が持てないというか……。
随分遅くなってしまいましたが10話の感想です。


  • あらすじ:瀕死のミチコを前に姿を現したサトシ。裏で通じていたアツコへのミチコ引き渡しを企てながら同時に決行されるマナベに対する復讐。やがて間もなくアツコが到着するというその時、ようやくサトシの口からヒロシの真実が明かされるのだが…


ミチコのヒロシへの想い

今回は再びヒロシへの一途な想いを見せるミチコです…瀕死の状態になりながらもひたすらヒロシの消息を聞きだそうとする。
そして、最後の最後にサトシが発した「どこにいんのか俺も知らねーよ」の一言にヒロシは間違いなく生きているとの確信を得て口元を僅かに微笑ませる。

うーーーん。今回は確かに一途です。そしてヒロシへの想いの強さを見せられた感はあります。

でも、見ていてまず思い出してしまったのは…7話で見せたミチコがいとも簡単にブルーノへの横恋慕に走った光景だったんですよねぇ……。
ミチコを責める気なんて毛頭ないですよ…想い続ける人がいても…横道にそれる気持ちや揺らぐ気持ちは誰でも持ってる。それはよく分かります。

ただ…やはり人間の想いの強さなんて所詮そんなものだな…と、改めて思ったというか(苦笑)
有名なイソップの北風と太陽の寓話のように…人間は窮地に面して強くなるときもあればいとも簡単に脆くもなる(※あの寓話の教訓は本来別ですが)……。
だから、今回はたまたまミチコにとっては強くなれる…一途であり続けられる状況だったに過ぎない。

だからミチコの今回の行動には私個人としては格別惹かれも共感もしなかった。

ミチコとヒロシの過去の光景もありふれたどこにでもいる男と女に過ぎないんだよなぁ……。
人間臭いミチコを描くのはいいんですが…何かもう1つ普通の人間というだけ以外の魅力も欲しい…です…。



■サトシ

サトシはねぇ…
冒頭でも書いたように個人的にはほとんど興味が湧かない…。

暴力の世界に生きるチンケな男の一人に過ぎない。

このアニメは決して人間を格好良く描こうとはしない…美化しない。それが個人的にハマった回は楽しいし、そこがこのアニメの魅力でもあるんですが。

このサトシという男もそういう姿勢で描ききってる為に魅力は皆無の男なんですわ。
どれだけ虚勢を張って生きて…マフィアのボスにまで上り詰めた男でも実はかつて自分が殺して組織をのっとろうとした際に見事失敗し…失禁までして屈辱を舐めさせられた…その仕返しに同じような方法でいつか復讐してやろうとしていた男でしかない…。

しかもその相手に向かって「マナベお前も寝れなかったんだろオヤジやってた頃は…。右も左も敵ばかりで誰も信じられない」と泣き言を語る。
育った環境ゆえに追い詰められ暴力の世界に身を浸していた側面はあるでしょうが…そうだとしても自分で望んでその世界にどっぷり漬かり込み…自分で組織を乗っ取ろうと画策しボスになったのなら…せめて泣き言は独り孤独に自分のうちで嘆いていてくれ…。
みっともなくて仕方がない…。

そして単に虚勢をはって生きてるだけの小さな男ゆえに…部下にも鷹揚な態度で接する事ができず…怒鳴り散らし自分こそが最も強い事だけを主張し部下のプライドを満たしてやる度量もないゆえに余計に敵を作る。
実際そんな態度で接しられた部下のシンスケは隙あらばサトシの立場を奪おうとしており…一発の銃弾を込めた拳銃をミチコの服に忍ばせミチコがサトシを殺せば儲けものと…賭けに出る。

こんなふうに個人的には魅力がゼロなんですよこのサトシは…。

ただそんなサトシでも唯一ヒロシは幼い頃に信じ親友だと感じていたようで…しかも命をかけて助けに来てくれた過去を持つゆえに特別な感情がある存在…なのに…ミチコが現れたせいでそのヒロシでさえミチコと結婚したいが為に離れていきそうになったため…引き離そうとした。
そして今でもミチコを消し去りたくて警察に売り渡そうとする。
ヒロシに対するその感情は分からなくはないですが…なんかホント…小さくて醜いよこの男……。



■アツコ

アツコはミチコへの愛憎入り混じった複雑な感情ゆえに…通常の捜査方法ではない異常な執着を見せなおかつ…逃げ続けて欲しい…それを追いかけ続けていたいと言う複雑な心境ゆえに…上層部から今回の捕り物劇でミチコを逃すような事があれば左遷される事になっていた。

そして…そんなアツコをよく思わない部下の裏切りにあう。
この部下も又…非常に現実的なんだよなぁ(苦笑)
年下の女の上司に従う気持ちに抵抗を持っていた…おまけに家族を抱え建てたばかりの家のローンがある!左遷なんて真っ平だと…いやぁ…もぅほんと見事なまでに等身大の人間を描いてくれます。

そして「あなたと心中する気持ちなどこれっぽっちもない」とまで言われてしまうアツコもまた…部下の信頼を勝ち得るほど魅力のある人間ではなく普通の人なんでしょうね。

まぁ今回ミチコはそのアツコの手によって…アツコが愛憎入り混じった感情をミチコに寄せているゆえに窮地を脱することになりましたが…。

さてミチコとハッチンが再び合流するのはいつなんでしょうか。
ハッチンが出て来ないと…見てるのが辛いかもしれない…。

次の放送は又来年です。


11話の感想はここ


9話の感想はここ


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ミチコとハッチン 第9話「恋したショコラッチ・ガール」

#09「恋したショコラッチ・ガール」


ハッチンもリタも10歳かぁ…年齢的に多少心配になった部分もあったけど。相変わらず言葉で多く語るのではなく魅せる心情描写は深くて面白いし雰囲気も味があります。


  • あらすじ:ミチコのもとを離れ、訪れた町でひとりぼっちのハッチンに初めて出来たトモダチ、リタ。サーカスで働く彼女は、したたかに生き、自由奔放に振る舞う少女だが恋の悩みも抱えていた。リタの為に、行動するハッチン。そして荒野に現れた奇跡のマリア像を目指す二人が目にしたものは…


友との出会い

もしかするとミチコと離れて初めて出来た友達というより、ハッチンの育ってきた環境を考えると…生まれて初めて本当に友達と呼べる存在に出会えたのではないだろうか…。

出会いの初っ端からかなり積極的に近づいて優しさを見せてくれるリタに、戸惑いつつも嬉しさを覚えていくハッチンの心の動きがとてもよく掴める細かな表情やしぐさが見ていて心地よかったです。


友情の深まり

リタと言う少女はハッチンとはかなり対照的な少女ですよね…。
自由奔放で街のおじさんを上手に利用したり、同年代の男の子を手玉に取ったりと…10歳と言う年齢ながらすでにしたたかで、女としての武器の使い方を無意識の内に心得ている感じ。きっと将来は小悪魔的なオンナになっていくんだろうなぁと思わせる女の子(苦笑)
そして…かなり年上の男に恋心を抱きエゴを押し通そうとする側面をも見せる。

一方のハッチンボーイッシュなスタイルでうまく人に取り入る術も知らない不器用さを示す女の子で…まだ恋心など殆ど抱いた事さえないのではないかと思わせるような女の子。

そんな二人が互いに新鮮さや刺激を受け友情を深め…友の為に行動し、お互いの存在をありがたく思っていく……。
ひとつ間違えばこじれて修復が難しくなりかねない問題をも1つ乗り越えて、友情を確かなものにしていく様が短い時間の間に効果的に描かれています。

それに…ハッチンがミチコから離れ、少し精神的に成長していくそんな印象を受けさせられ…きっと、この子と共に過ごす事で促される成長は、ハッチンを少しだけ大人にさせ次にミチコに出会った時にハッチンにとっていい方向に動くのではないか…そうあって欲しい……と感じました。


ただ気になる点も…

今回ハッチンは自分のことをミチコからつけられた呼び名「ハッチン」ではなく…「ハナ」と名乗りましたよね…。
以前はハナという呼び方はイヤだと言っていたのに…ミチコの元から自分で離れてしまった今は「ハッチン」と名乗るのを躊躇った…。
確かにここに、ミチコに対する現時点での複雑な心境が現れていると感じましたし、その気持ちは理解できますが…これはいい傾向とはいえない…ですよね。

さらにニュース報道でミチコが行動を共にしていたダビィが遺体で発見されたとの報道にミチコの身の安全を心配しつつも、例の約束の伝言メモを握りつぶしてしまった…。
おまけに最後は…リタと共にサーカスの次の町への移動を決めたようですし…ミチコとの距離は間違いなく現時点では広がりつつある…。
今後ミチコとハッチンはどうなるのだろう…再び出会うまで時間を要するのだろうか…と心配になります。


奇跡のマリア像
おまけ的な要素ですが…今回このマリア像も二人の心情を映す小道具として効果的に働いてましたよね。

ハッチンはこの町に着いた早々、血の涙を流しそのマリア像に向かって祈れば願いが聞き届けられるという荒野への道のりを描いた地図を売りつけられる。

お金を無駄に失ってしまった訳ですが…何度となくハッチンがこの地図を眺めていたその様子はハッチンの心のどこかに「願いが聞かれる」というその言葉の響きに惹かれてしまった側面があったように感じたんですよね…。
ハッチンの今の状況を察するとその言葉に惹かれたくなる気持ちも分かるしね…。

一方のリタも「血の涙を流すなんて、ちょ−ホラーでうける…願いが叶ったとか子供じゃないんだよそんな夢みたいな話ナンセンス…世界はもっとリアリズム」
と、年齢のわりにはかなり拗ねた見方、現実的な考え方をして…ばかばかしいと、完全に否定しながら…。
やるせない状況になった時に…そのマリア像に向かって二人は手を取り合い出かけて行く…多分「願いが叶えられる」事を否定しつつも二人共どこかでそれを痛切に期待しながら…。

でも、そこで目にした現実は…やはり否定的にならざるを得ない現実…。
業者が…誰かが首を持ち去ったという事で…奇跡のマリア像のはずなのに、あまりにも簡単に別の新しいマリア像に置き換えてしまう…皮肉さの満ちた光景。

現実を噛み締めながら…寂しさを感じつつ…手を繋ぎ互いにいたわる様子がまた…味がある…。

さて…来週は、瀕死の状態のミチコが描かれるようですね…では又来週です。


10話の感想はここ


8話の感想はここ


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ミチコとハッチン 第8話「黒いノイズとドープなゲーム」

#8「黒いノイズとドープなゲーム」


大きくなるすれ違い、別れ…そしてミチコは…。
2話連続放送なんですが、9話は今日中には書けないと思います。土曜日にはなんとかUPします…。


  • あらすじ:ヒロシを見つける為の鍵になると思われる男サトシが潜伏しているという噂を聞き大都市オッソにやって来たミチコたちだが…二人の関係は益々微妙にすれ違いこじれ始める。一方サトシの居場所は掴めず探し当てたのは、サトシの名を騙り詐欺行為を働く偽者のダヴィ一派。そんな彼らに制裁を加えようと迫る犯罪組織モンストロの影。ミチコはそんなモンストロのメンバーの一人シンスケが提案したある危険なゲームを引き受ける。


大きくなるすれ違い

相変わらず色んなものを破壊し、人を脅し、お金を払わず逃亡する…そんな行為を続けている事を一体どう思っているのかとミチコに詰め寄り怒りを表すハッチン。。。
長年続けてきたそんな生活を簡単に抜け出せる筈もないミチコはまともな答えを返せない。

当初から不正な事を嫌う潔癖さを表してきたハッチンですが…おそらくミチコへの情が少しづつ深まるにつれ、ミチコへの想いがあるゆえに逆にミチコのそういう部分に嫌悪感や苛立ちが増していく状態なんだろうなぁ……。

もちろんそれだけではなく…「もぅ全てが嫌なの」と言う言葉に表れているように…一向に安定しない生活、ヒロシに本当に会いたいのか自分でも分からない苛立ち、さらには先回見せたミチコの女としての弱さが…いつか自分はミチコからも捨てられてしまうんじゃないか…という不安までをも大きくさせてるような気がします。

そして…「ブツの!なんですぐ怒るの!私の話もロクに聞かないで」と言ったように…ミチコが自分の期待するほど甘えさせてくれない事に対する寂しさ…もっと自分を見て欲しい甘えたいという…子供らしい欲求からくる反発もあるんだろね……。

一方のミチコは愛情はあるものの…相変わらずその表し方は不器用で…ハッチンのそんな様子にミチコの方も寂しさを感じながら上手く修復できず、すれ違いは大きくなっていく。

「約束だろ守ってやるって」
二人を曲がりなりにも結びつける最初のきっかけとなった…二人にとって大事な筈の言葉…。
それさえも、苛立ち寂しさを募らせ反発したハッチンは決して本心ではないもの撥ね退けて…「別にいいんです、そんなの忘れてくれても」と言ってしまう。


別れ

それでもミチコは危険なゲームを始める直前にホテルに電話をかけ…ハッチンへの伝言メモを頼む。
「約束は約束だ。必ず戻る。待っていてくれ」と。
でも…ハッチンは…自ら一人ミチコの傍を離れ…出て行ってしまう。
きっと、この行動は単なる反発だけでなく、先ほど書いたような感情が積もり積もって寂しさが耐え切れなくなり…いつか自分が捨てられてしまう前に自分から出て行こうとしたんじゃないだろうか……。同時に「きっとミチコが探して迎えに来てくれる」という事を心の底で期待して…そういう愛情確認を求める心理も無意識の内に働いてるだろうしね……。

複雑だねぇ人間の感情ってのは…子供ではなくても似たような感情になることはあるだろうしね…でもそうやってすれ違い…そして相手の気持ちを確認したいと思ってとった行動が取り返しの付かない結果を招く事も現実には多いんだけど…。
ハッチンのとったこの行動は…今後どうなって行くでしょうか。


ミチコの甘さ

今回のゲームを引き受けたくだりは…こんな荒んだ生き方をしてるわりには甘さが抜けきらな過ぎるし…姿勢にも一本筋が通っていないブレる部分が…見ていて妙にひっかかりました。

まず4話で出会ったショーガールはハッチンを守らないといけないからといって…見捨てたにも拘らず今回は犯罪組織のリーダーの名を騙って上手い汁を吸うという考え足らずの小悪党を、例え憎めない部分があるからといって何故「こいつらは…ほっといてやってくれないか」と言い出して守ってやろうとしたのか…。
4話で見せた助けてやりたい気持ちに苦しみつつも「何が何でもミチコを守ろうとした」姿勢とは違い、今回はあまりに簡単に面倒を引き受けた気が…。
(もちろサトシに会うために引き受けたと言う理由もあったわけですが…それだけなら、今回のゲーム以外の方法を考えてもよかったような…)
しかもですよ…結局次々脱落していく連中は容赦せず見捨てる……。なんか、一本筋が通ってないような…。

おまけに…条件を出して今回のゲームを引き受けましたが…そもそも約束が守られるなどと本気で思ったのだろうか…
自分自身ダヴィ一には「お前誰を相手にしてるのか分かってねーんだな。ホントの怪物だぜアイツ(サトシ)は…」と言っておきながら…その男がトップに居る犯罪組織の男シンスケが簡単に約束を守ると思ったとしたら…そしてそれがもし、昔の顔馴染だからといって僅かでも油断があったとしたら…やっぱ甘いと言わざるを得ない気がします。
結局約束は守られなかったようですしね…(2話連続放送だからいいかな…ダヴィは遺体で見つかったわけだから)……。
それに組織相手に幾ら強くてもどうにかなる訳ではないしね…

まぁ完成されていないミチコを描いているんだからブレまくる気持ちも…甘い部分も仕方がないでしょうし…内面でそういう葛藤がある…という面は当然受け入れられるんですが。
ミチコのように長くアウトローな人生を一匹狼的に歩んできて、しかも生き延びてきたはずの人間ならもっと擦れてある面で賢く油断しなくなってる筈なのに、時折見せるこういう連中に対する行動の甘さは妙に気になってしまうなぁ……。


9話の感想はここ


7話の感想はここ


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ミチコとハッチン 7話「雨におちるモノトーン」

#07「雨におちるモノトーン」


先回とことん、人間臭い彼女(ミチコ)を描ききろうとしてるんだろうなぁ…と、書きましたが…今回も本当にどこにでもいそうな絶えず揺れ動く弱い心を持つ、普通の女性としてのミチコを描いています。


ミチコとハッチンが今後成長していく過程を描く上で…そしてこの二人の絆が本物のものになっていく上では今回のような話は必要不可欠なものなんだろうなぁと思います。


そういう点で、手抜きのない徹底的に人間臭さを描ききってるとは思いますが…ただ一歩間違えばネグレクト(育児放棄)や児童虐待を犯す連中となんら変らない危うさをも、やはりミチコは持ち合わせているな…というのを確認したような気もします。


最初から人間らしい愛情が欠損してるケースもあるとはいえ…愛情がゼロではなくてもそういう状態に陥っていく人達がいますしね……。


もちろんこのアニメは…二人が成長していくでしょうから…結果としてそうはならないでしょうが…そういうミチコの愚かさ弱さ脆さがたくさん見えた今回は、個人的には見ていて楽しい話では決してありませんでした。



■ミチコ

水に囲まれた町でミチコが出会った男の名はブルーノ。
その男を一目見た瞬間からミチコは妙に惹かれ…気になり…その男の積極的かつ強引なアタックもありあっという間に…躊躇い、戸惑いつつも…誘惑に負けていく。

公式によると(ミチコはその憂いを帯びた色気に惹かれる)とありましたが…

見ていてあくまでも、憂いを気取った男に過ぎない男が繰り出す手練手管にあまりに容易に無防備に落ちていく様がミチコの愚かさと、心の支えをどこかで欲してる一人の女としての弱さ脆さを描いている様に感じました。
おまけに、ハッチンの様子が気にはなりながらも男を目の前にすると…容易に抵抗する気分が弱まってしまうというか…やはりその瞬間は自分が一番可愛くなってしまい…欲求に身を任せてしまう。

挙句の果てに…男の奥さんに乗り込まれ…煙草の吸殻の痕跡も見つけられ(その量からある程度色んな事が推し量れましたし)…
「ねー1つ聞いていい?何がよかったの?」と強烈な含みを持たせた言葉をかけられ…。
最後はミチコ自身苦い気分で一杯になりながら…酒に逃げ酔いつぶれる…。

間違いなくこの一連の流れは…愚かさ弱さを笑う事も可能かもしれませんが…身近に見たことがあったり自分自身が経験した事があれば…同時になんともいえない苦い気分になる類のものだと思うんですよ…だから、こういう人間の愚かな脆さを見つめさせられた時に大抵感じる自分の中にもある「何らかの弱さ」を見つめさせられ失笑にも似た感覚と、苦さを同時に覚えてしまうという個人的には非常に後味の悪い回でした。。。



■ハッチン

一方のハッチンは…今回ミチコが男に色ボケしてしまってた影響で…話は聞いてもらえなかったり…男がやってくる時間までに部屋から口実をつけて出て行かされたり…。

またもや地元の悪ガキに絡まれたりと…散々な目にあっていますが…それでも、自分で再びその悪ガキに対峙し自分の手で奪われた物を取り返そうとする…。

幼い時には周りの大人から間違いなく良くも悪くも影響を受け振り回され…少なからずその姿に感化されていくものだと思いますが…明らかに、ハッチンもミチコの影響を良い面でも悪い面でも大きく受けつつあるのを感じさせられる部分が毎回出てきていますね。
ハッチンは今後どんなふうに成長していくのでしょうね……。

そして、最後に酔いつぶれたミチコを見つめる表情はなんとも言えない複雑な心境を表していました。

ただ、間違いなくこの二人は互いに憎まれ口を叩きながら…そしてハッチンは反発も感じつつも…お互いの事を必要としています。


今後も続く長い旅を見守ります。

でも又来週は2話連続放送だよ…ちょっとそういう形式を度々とるのは勘弁して欲しいんですが…。


8話の感想はここ


5&6話の感想はここ


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ミチコとハッチン 5話&6話「愚か者たちのサウダージ PARTE1&2」

#05&06「愚か者たちのサウダージ PARTE1&2」


6話は予想外にコミカルでしたが、重い内容が多いだけにあれは見ていて少し助かったかも。それにしても、このアニメは表情が実に多くのことを語っていて…見ている側に、その人なりの色んな事を凄くよく感じさせてくれるアニメだなぁと、ここにきて改めて思いました。



自分の場合、今回は…まぁ至極当然の事なんですが
やっぱり人間は単純に善と悪で括れるものではなく、一人一人矛盾を抱えながら微妙な均衡を保ちつつ生きてるよなぁ…という点を改めて感じたかな…。
もちろん1,2話で登場した神父のように偽善で塗り固められ、腐りきってしまってる人間もいますけどね…。


  • まずはあらすじ:ミチコとハッチンはヒロシの行方を知る人物サトシの居場所を探るため故郷の町へと戻って来る。しかしサトシは「モンストロ・プレット」という組織のリーダーで、ファンタズマとの抗争の結果、現在この町にいるのはモンストロの傘下に入ったファンタズマだけ。
    そして、ミチコはそのファンタズマに命を狙われていた。ハッチンに危険が及ぶ事を心配したミチコは自分が育った孤児院にハッチンを預けようとするが…ハッチンは孤児院の女性に受け入れてもらえず、おまけに「ファンタズマ」に攫われる。
    ミチコはハッチンを救出する為に闘牛場に向かい、猛牛ロマーン4世と対峙する。


冒頭で書いた点は今回登場した登場人物の中の多くに見られたんですが、書ききれませんので簡単に何人かだけ……。


■まずは、ミチコが育った孤児院の経営者の女性ゼリア

孤児院の子供を売り払い自分の為に金を貯め…日々酒場で苦い酒を味わいながら「子供は嫌いだ、煩くて汚くて生意気で嫌いさ」と吐き出す。
ハッチンの事も「金も無いのに置いてくれなんて、世の中そんな甘かない…出直せ」と容赦なく放り出す。
そしてミチコと同様口よりも手が先に出る。


こうした描写は、間違いなくこの女性の真実の一面…苦汁をなめた人生を送り行き着いた…紛れも無いキレイとはいい難いこの女性の生き方だろうと思います。


一方で、そんな生き方をしつつも、子供の行き先を全く気にかけていない訳ではない…。
かつて面倒を見たマルコの活躍を秘かに喜んだり、ミチコの言葉にかつての自分を思い出したりする心も残っている…。
そして、ミチコが自分の言葉を覚え信用していた事に心を動かされ、脱走した子供を捜すでもなく酒を呑んでいたのに…久々に、その子にかつてミチコに語ったのと同様の言葉を口にしてみたりする。


けれど、きっと…この人の人生が劇的に善行で満ち溢れた生活に変る訳では無いだろう…これからも、今までどおり自分の為に金は溜め込み続け…時折、善い事もし…そしておそらく寂しい老後を迎えるだろうな…。
実に人間臭くて、現実的な描写…。


まぁ最初にも書いたとおりこの女性に、何を感じるかは正に人それぞれだと思う……。


■作中で「ロン毛のデブ」と言われてた醜さを前面に出したようなキャラ

最後もミチコに無様に負けるパシリーですが… 実は彼も醜く変化した外見、上部組織の男には媚びへつらいながら陰で罵ったり…ハッチンが上部組織のリーダーサトシのかつてのダチの娘らしい事を聞いて即座に、それを利用しようとする狡猾さ厭らしさも見せつつも…それだけが全てではない。

かつて可愛がってもらった兄貴分キリル・チャペックが、ミチコに殺されたと思い込み…
兄貴分のあだ討ちを一途に願っていて、「仲間は大切だと思うんだ」と語るなど、純な一面も持ち合せている。


この男も、そういう意味で簡単に悪とは括りきれない人間臭い矛盾を抱えている…。


■ミチコは相変わらず衝動的に暴力をふるったり口汚く人を罵る一面を見せるものの…

今回はミチコの非常に人間的に不器用ながらも純粋な心情が深く描かれていました…。 自分自身が後先を深く考えずに起こした行動が、結果的に引き金となり(実際はそれを利用した人物が居るわけですが)起こった抗争で多くの人が死んだ事実を…「それがどうした」と言いながらも整理しききれない様子や…

一途に惚れた男を思い続ける姿…


母親として心底ハッチンを大事に思いながらも、言葉では中々それを言い表せないもどかしさ…そして、身体を張って守り通そうとする姿…。
オカマの友達への不器用な感謝…。
最後には愛おしそうにハッチンを抱きしめる姿…などなど…確かに魅力的な部分がないわけではない。

でも来週の予告を見ると、又株を下げそうな行動をしそうで…とことん、人間臭い彼女を描ききろうという事でしょうね。


■そしてハッチン…

この子の場合は矛盾を抱えつつ葛藤してると言うのではなく、子供らしく素直になれない自分との葛藤のような感じですけど…表情は変化に富んでいて見ていて色んな内面を推し量れて楽しかったです。


例えば、最初の方で見せた少しづつ確実にミチコに気を許してる証拠に元気のないミチコに「見えてるんですか…それ…」と、ちょっとふざけてみせるハッチン。

初めて父親の写真を眼にし、複雑な表情を見せるその顔…。

本当に置き去りにされようとしてるわけではなく、自分を心配しての事だと知りながらも、その気遣いすら苛立たしく…何とも言えない感情をあらわにミチコを殴りつけ、ミチコを傷つける言葉を吐き、さらには自分達を放っているようにしか思えない父親への怒りをも爆発させるハッチン。



でも、やっぱり自分もミチコの身が心配で…しかも、別れの際にミチコが実は心の中で涙ぐみ寂しさを抱えていると感じて一刻も早くミチコに会って無事を確かめたいのに…「とりあえず殴ってやる」と素直になれない様子や…


最後に全てをさらけ出して泣きじゃくりながら抱きつくシーンなど…
本当に挙げていけばキリが無い程、細かく描かれていて、私が子供のキャラに魅力を感じる事は殆ど無いんですが…この子にはある種の魅力を感じ始めてるかも。


■最後はおまけ的に…ヒロシ…。

まだ、ヒロシについて書くには情報不足ではあるんですが…。

今回、明らかになったのは…
「俺一人が死んで皆が助かるなら…一人で行くしかない」などと自己犠牲的な格好のいい事を口ではいいながら…
スッキリしない表情ですぐに動けない…優柔不断さ、さらにはミチコも言っていた臆病さが垣間見えているという…これまた、非常に人間クサイ駄目男臭が(苦笑)
5話の冒頭のシーンから分かるように、結局乗り込んだのはヒロシでも…二人で乗り込んだわけでもなくミチコが一人で乗り込んだわけですしね(苦笑)



こんな感じで、容赦なく人間臭い…醜さ、狡さなどを描きながら…なお且つ、人間も実は「捨てたもんじゃないよ」的な部分も描き続けるこのアニメ…今後どうなっていくのか興味があります…。


それに、ヒロシには本当に会えるんでしょうか。
個人的には、結局二人はヒロシには会えずに終わる…というのも有りではないかという気がしてきました。
…というか、そういう展開を望みたい気になってきたかも…。


又、次回です。


7話の感想はここ


4話の感想はここ


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IHクッキングヒーター

返信とか近況とか一言感想

アニメの方は、毎期視聴本数が減っています。。。

yutanpoさんへの拍手コメ返信
自分ではいつも「あーもっと上手く伝えられたら…」と思いながら書いているのですが、褒めて頂いてありがとうございます。
確かに、指の組み方は左親指が上、腕の組み方は右腕が上です(゚□゚;)!
「CLAYMORE」アニメの方は分からないですが、数年前に友人宅で何冊か読んで、その時「面白そうかも」と思ったのにそのまま放置していました。完結したんですね、近いうちに購入して読んでみます。

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コメント等歓迎ですが返信はかなり遅くなってしまうこともありますm(__)m



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